【不二流体術ってなに?】 日本古来の武術、不二流体術は他の武道やスポーツと何が違うのか。詳しくお教えします。

普段の私たちの生活は一見平和なように見えて、実は危険と隣り合わせです。現在の日本に住んでいて道を歩いている時に他人に襲われること、または襲われている人を見かけることは実に稀なことでしょう。ですが、実際にそのようなことがこれから先も起こらないとは限りません。
万が一そういった危険な状況に出くわした際に役立つ対処法が「護身術」です。
今回はその護身術の一種である「不二流体術」についてご説明します。

不二流体術は、日本古来の古武術を基本に、現代人の特性に合わせた総合武術です。つまり鎌倉時代から戦国時代にかけての武士の戦において実践され発展してきた伝統的な技なのです。

ではこの不二流体術は、他のスポーツや武道と比べて何が異なるのでしょうか?

不二流体術と他のスポーツとの違い

これから不二流体術とその他のスポーツとの違いについて、大きく三つに分けて説明します。これらの違いが分かることで、不二流体術とは何かということをご理解いただけると思います。

合気道との違い

まずは不二流体術と最も似ていて混同されやすい合気道との違いを説明します。
不二流体術は合気道に似ているのではないかと思われる方も多いでしょう。確かにどちらも護身術として発展してきた武術、武道です。ですが、合気道と不二流体術には大きな違いがあります。
もしあなたが合気道を習いに道場に通うとすると、必ず指導者から技を教わります。多分あなた自身も護身のための技を得ることが目的で通うのでしょう。
ですが、実はその技は合気道の「開祖が晩年にやっていた稽古」なのです。合気道場に入門して間もないあなたが達人の晩年の技を習ったとしても、果たしてそれを正しく使うことができるでしょうか?達人のように鍛えられ洗練された体を持っていないあなたがそのような技を習ったとしてもそれはきっと形だけのものとなるでしょう。いざというときにその未熟な体で行う達人の技は無意味なものとなってしまいます。
 不二流体術と合気道の大きな違いはそこにあります。不二流体術は技を習う前に徹底的な体作りをします。体の中心軸や丹田(おへその下の指4本分くらいのところ)からの武術的な力の出し方を学びます。そういった鍛錬を経てようやく技を使える体が出来上がるのです。
一見すると、まず体づくりから始まる不二流体術は合気道よりも時間がかかると思われるかもしれません。ですが本当の意味で「技」を使えるようになるためには、不二流体術の方が遥かに近い道なのです。

現代武道との違い

それでは次にもう少し範囲を狭めて、日本由来の競技である柔道や空手、剣道などの現代武道と古武術に分類される不二流体術との違いについて説明しましょう。
そもそも現代武道は古武術を基に、近代に入りスポーツ的要素を取り入れて作られた日本の運動文化のことで、一対一の試合が基本となっています。一対一の試合の中で他者と技を競い合い、勝敗を決めるのです。
一方で古武術の一種である不二流体術には試合がありません。ルールがなく審判がいません。つまりどのような状況でどのような相手に攻撃を与えられるか、何人から攻撃されるか、それらが全く分からない中で、自らの身を守り、相手に攻撃を与えるのです。

つまり大きな違いは、ルールに基づいた「競技」ではなく、どれだけ実践的であるかということです。また不二流体術には体重差や男女差はありません。柔道のように体重別で戦う相手を決められることがないので、いかなる相手からの攻撃をもかわし、そして技を決めることが必要となるのです。
その実践力を身に着けるための身体と精神の鍛練を行うのが、この不二流体術の特徴であり、現代武道との違いと言えるでしょう。

西洋スポーツとの違い

そして最後にテニスやバレーボール、サッカーなど西洋発祥のスポーツとの違いについて述べましょう。
西洋スポーツとの違いは一見するだけで明瞭かもしれませんが、ここでは体の作り方、力の出し方に注目して、その違いを説明します。
西洋スポーツはその競技に勝つために体を鍛えます。つまりその競技に特化した筋肉を鍛えることが多いのです。
例えばテニスをしている人が、自分は腕の筋肉が弱いと感じれば腕立てを集中的にするでしょう。サッカー選手が太ももの筋肉を強化したいと思えばスクワットやランジをするかもしれません。このように西洋スポーツの多くがその競技に必要な個々の筋肉を鍛えるのに対して、日本古来の護身術である不二流体術は手の指先から足の指先まで全身に力を伝えられるような体づくりをします。
本来武士の戦において実践され発展してきた武術は、生きるか死ぬかの戦いの中で相手に打ち負かされない、そして戦い続けられる強い身体と精神力が必要でした。
ここで昔の侍を想像してみてください。平均身長が160㎝未満という小柄な体格の武士たちが一日中刀を振り回して戦うわけです。例えば同じことを体の個々の筋肉を鍛えた腕っぷしに自信のあるスポーツマンがやってみるとしましょう。刀を振り始めて数分で腕がパンパンになり、刀を持てなくなるでしょう。
それは腕だけで刀を振ろうとしているからです。
侍が戦い続けられる理由は、指の先から足の先まで力を伝えて、全力でその力を出す方法を知っているからです。一見腕で振っている刀も、全身で振っているのです。刀に限らず戦におけるあらゆる場面において、相手から与えられた力を全身に伝え、全身で力を出す、そういったことが戦に負けない為、そして勝つために必要となるのです。
そのような体を作っていくこと、または精神力を養うことがこの不二流体術の主な目的となります。

以上が不二流体術と他のスポーツとの違いです。
不二流体術というものを少しでもご理解いただけたでしょうか?
もし興味がある、自分にもそんな力をつけたいと思われた方は是非、不二流体術名古屋道場・大阪道場へご連絡ください。心よりお待ちしております。
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