不二流の「護身術としての強さ・有効性」の秘密

不二流には、打突ひとつとっても、強化が必要な箇所の分析、そして、その全てを鍛え上げ続ける稽古法、その力を発揮する技術があります。

古武術

空手やボクシングなど、打撃系格闘技では、手の力や腕の力だけで打つ「突き・パンチ」を手打ちと言います。当然ながら、手打ちよりもその他の要素。例えば、地面からの反力・足腰の力・体重移動等、多くの力の源を活用したほうが、強い打突が可能になります。

不二流では、ありとあらゆる肉体強化と、技術向上を行います。宗家も私(岩山)も、指先から手首、肘関節等ジョイント部分まであらゆる箇所を鍛えています。筋力向上の鍛錬を例に挙げるなら、人間の体には、500以上の筋肉があると言われており、その全てを強化し、動員することにより、年齢・骨格・体重等の壁を超えることを追求していきます。

その一部に本項で触れますが、ホームページ上では、どれだけ語っても伝え切れません。百聞は一見にしかず、百見は一触にしかず。興味があれば必ず体験をお申込み下さい(無料です)。

筋肉の動員=全身にある筋肉全てを動員し、筋力を最大限に護身をすることが理想

人間の体には、表情筋や指先等全ての筋肉を数えると、500以上あると言われています。わかりやすく言えば、1つの打突を行う場合、1つの筋肉を動員しての威力と、500全ての筋肉を動員した場合の打撃。どちらが威力がありますか?ということです。

拮抗する筋肉もありますので、500は大げさですが、動員すべき筋肉をきちんと把握し、それぞれを鍛え上げる。このようなことは他の武道では忘れ去られ、格闘競技やスポーツでは、一部の天才のみが鍛えているだけで、殆ど行われていません。若いうちは大筋群を鍛え、体重を増やす方が効率が良いように思えるからです。アスリート生命が短いという点もあるでしょう。

しかし、実際の人生は100年時代。鍛えたものが積み上がり続けるとしたら…10年・20年・30年と積み上げ続けた力は、凄まじいものがあります。実際に日本の侍達は、幼い頃から全身のあらゆる部位を鍛えていました。そうしないと何キロもある刀を意のままに振り回すことなどできないからです。現代日本人の力では到底及びません。

不二流では、先々代・先代・現宗家が、日本武道を研究し、失われつつあった鍛錬法や技術を再発見し現代に蘇られせた…といっても過言ではなく、そのようにして鍛錬法を作っています。

肉体の鍛錬法・強化について

肉体の鍛錬法/強化方法についても護身術としての有効性を感じて頂くことができます。

強烈な打撃は、大地に根が張ったような立ち、関節のつなぎ目等が肝になる

不二流では、関節のつなぎ目(手首・肩甲骨・足首・膝・肘・腰・丹田等)を鍛錬し、強化し続けるところに、強みがあります。打突においては、打突した瞬間の理想的な姿勢・形をキープできれば、打撃は浸透し、相手を破壊できます。それを実現するためには、姿勢・形をキープする為の体のつなぎめを鍛えることが、大変重要です。

このつなぎ目は、ウェイトトレーニング(重りを挙げ降ろしする動作)では、鍛えることができません。高重量を扱っているパワーリフターやウェイトトレーニーたちが、ウェイトベルトやテーピングで、腰や肘関節等をよく固めたり補助したりしているのが、その証拠になるでしょう。

ムエタイやキックボクシングで行う首相撲は、長時間やることで、1つの技を発揮する場合の、必要な場所が稼働してくるため、首相撲のような鍛錬は、つなぎめを鍛えることができると言えます。ただし、不二流には、つなぎめを鍛えることに特化した鍛錬法が山程ありますので、合理性の面では、首相撲よりも上になります。

不二流に「つなぎめを鍛える稽古法」は、100種類以上。

他の武道は、技の稽古を通じ、つなぎめ「も」鍛えていきますが、不二流では、つなぎめを鍛えることに特化した稽古法をもっているので、効率的・合理的に鍛錬し強化することができます。

 ちなみに、つなぎ目の鍛錬と技の稽古は、別々に行います。別々に行うことで、合理性を高めています。稽古比率は、つなぎ目の鍛錬を含めた体作り:技=5:5です。

あらゆる場所の「あらゆる」とは?

部位(背筋、肩甲骨周り、手首、指の腱、肘、肩、腸腰筋、横隔膜、股関節周辺、臀部、ハムストリングス、あしゆびの筋肉、膝等)、全てのつなぎ目です。

打撃力を高める筋肉・部位を徹底的に「鍛錬し続ける」ことができます。

時折、「打撃筋(ヒットマッスル)を鍛えたいのですが」というご相談を受けることがあります。現役のプロ格闘家の選手や、アマチュアですが、競技志向の強い方・強さを追い求めておられる方に多いご質問です。

結論から申し上げますと、徹底的に鍛えます。鍛錬をし続けます。不二流の特徴として、合理性が挙げられます。強くなるためのもの。継続的に行うことで積み上がっていくものを、現代風にアレンジし、強くなるため・身を守るためのこと以外の稽古は排除しています。

打撃筋とは?

筋肉の稼働ということで言えば、500以上あると言われる筋肉を総動員し、その時に必要な行動・攻撃を行えるのが理想です。その中で、特に「打撃力の直接要因となる筋肉」をいうなら、それは、身体の裏面の筋肉と思って良いでしょう。

胸(大胸筋)より背中(広背筋・脊柱起立筋群等)。太ももより、裏腿(大腿四頭筋やハムストリングス)。力こぶより二の腕(上腕二頭筋より上腕三頭筋)。

日本人が、緊張状態に陥った際には、どうしても身体の前面に力が入ります。これは、骨盤の前傾状態や、脚の短かさが関係していて、仕方ない点ではあります。しかし、筋肉そのものを鍛えることはもちろん、戦闘状態になった場合にも、身体裏面筋肉を優位・活発にコントロールする方法などを学びます。それは心の在り方・持ち方・呼吸法等、様々な実戦的な方法です。

実戦で必要な打撃(当身技)

実戦では、当身無しで優位な状況を創り出すのは、は非常に難しいです。どれくらいそうなのか?それは、達人と素人くらいの圧倒的な開きがあれば、当身なしに、華麗に?美しく?投げや崩し・抑え込みで制圧し、護身をすることができるでしょう。

しかし、実戦はそうは行きません。

よって、不二流は、当て身を極めるためという意味もあり、徹底して圧倒的な力を身につけるために、打撃筋を含め、実戦に必要なありとあらゆる筋肉。筋肉だけでなく、筋や腱まで鍛え抜きます。

体験頂けると、また師範代や宗家の手足を見ていただくと、いかに鍛え抜かれているかが、一目瞭然です。

実践で力を発揮する技術・技法について

また、護身の実践中では、恐怖・緊張の中、つまり身体が力みがちな状態で、強くしなやかな動き、どれだけ身体に可動域を作ることができるかが重要です。

当身の有効性と稽古

実戦において、細かく早い当て身は、非常に重要です。よって、不二流は当身を得意とする技術体系をとっており、当て身から次の動きに入っていく戦術になっています。

胸ぐらを掴まれた瞬間に当身を入れる

例えば、胸ぐらをつかまれたら、合気道の場合、多くはすぐに手首を取りに行きます。しかし、不二流では、胸ぐらを掴まれた場合、瞬間に当身(顔に掌底を入れたりボディに入れたり)をまず入れて、次の動作に進みます。当身のみで制圧するわけでは無いので、非力な女性でも「怯ませる・驚かせる・一瞬の隙を作る」為に当身を素早くいれます。

優位な状態で懐に入り、その瞬間に崩すことを理想とします

 当て身による一瞬が勝負です。この瞬間に、優位な状態で懐に入り、密着し触れた瞬間に崩していきます。

相手がいきなり打撃できた場合は?

相手が、打撃できた場合。いわゆる「実を守るためだけの防御」で受けたなら、それは、相手と五分五分の状態。相手の体が大きく力が強ければ、それだけで劣勢に陥ります。
 そうならないように、イメージですが、こちらが「大木のような状態」作り、びくともしない・攻撃したほうが「跳ね返されるような状態」=受けた瞬間に相手が崩れることを理想としていて、次の攻撃・二の矢を封じていきます。

指先、前腕、肘、上腕等で作る空間(三角形)に触れた瞬間に崩れるイメージです。

この域=護身術として有効といえる達するまで

ここまでお読み頂き「嘘くさいなあ」とか「本当なら凄いけど」と思われていると思います。即日、すぐに活かせる護身術もお伝えしますが、ここまで述べたに達するまで、10年はかかると思います。しかし、誰でも確実に毎日毎日強くなり(強さとして表出するには時間がかかりますが)、誰でもこの域を目指すことができるとしたら、ワクワクしませんか?

不二流は、本物の日本武道を研究、再現し、現代にでも学び実践できるものにしています。

前述のとおり…

ホームページ上では、どれだけ語っても伝え切れません。百聞は一見にしかず、百見は一触にしかず。興味があれば必ず体験をお申込み下さい。

護身術を学ぶ道場生の声をご紹介します

現代空手と、不二流体術の違いを体感してください

不二流体術は、現代空手のように、闇雲に稽古の数を増やすのではなく、
身体に隠されている未開発な部分に焦点を当て、この先さらに伸びる方向性を模索して行きます。


体術の稽古法は、1万回 空手の型をするよりも効果的です。
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