日本は世界の他の国と比較すると「安全な国」だと言われていますが、果たして本当に100%安全だと言えるでしょうか?
確かに夜に外を出歩けたり、子ども達だけで通学したりと、「治安が良い国」ならではの行動や習慣もありますが、一方で通り魔や、子どもや女性など弱者を狙った犯罪が後を絶たないのも現状です。
子どもをもつ親にとっては、子どもを一人で外へ出歩かせられる日本だからこそ、いざという時に「自分の身は自分で守ってもらいたい」という思いが強いはず。
普段から「危険は隣り合わせ」「いつ危険な目に遭うか分からない」といったことを子どもに伝えておくことは大切です。
そしてもし危険な目に遭った時にどのように対処するかを子どもと話しておくことも重要です。
今回は、そんな万が一の危険に対処できる力を身に付ける「護身術・不二流体術」についてご紹介します。
万が一の危険に対処するためには、普段からの「稽古」が大切です
「普段から子どもに危険を伝える」ということは案外難しいものです。大人であっても、いつ起こり得るかわからない危険に備えて行動することはなかなか難しく、ましてや子どもにそれを言葉で伝えることは不可能に近いでしょう。
子どもにとって、いざという時に適切な行動をとるためには、普段からの稽古が大切なのです。危険な場面での対処法を頭だけではなく体に覚えこませることで、とっさの時にそれを発揮することができるのです。
危険を回避する術を身に付けるには「護身術」がお勧め
それでは子どもが危険を回避し自分の身を守る為には、どんな稽古が適切でしょうか?
それはズバリ「護身術」です。
護身術を習うことで、普段の稽古を通して、いざという危険な場面での対処法を身に付けることができます。
とはいえ、一言で「護身術」といってもその種類は様々で、通う道場によって護身に対する考え方や稽古の仕方は変わってきます。
実際の場面で使える実践的な護身術を学ぶことが、道場を選ぶ上で最も大切なことでしょう。
さて今回は、護身術の中でもより実践的だと密かに注目を浴びている「不二流体術」についてご紹介します。
古武術・不二流体術とは
不二流体術とは古武術の一種です。古武術というのは、武士の時代に合戦に際して最適な動きをするための技術として発展した武術のことです。
古武術には、柔術・剣術・居合術・槍術・体術など様々な種類があり、不二流体術はその中の体術にあたります。
不二流体術は日本古来の古武術を基本に、現代人の特性に合わせて発展した総合武術のことです。
護身術である不二流体術が注目されている大きな理由は、「より実践的である」ということ。子どもの習い事の中でも、剣道や空手、柔道などの武道は子どもの体を鍛える目的で習わせる親も多いと思いますが、この不二流体術は体を鍛えることはもちろん、いざという危険な場面で「自分の身を守れる力」をより実践的に教わります。上述した剣道、空手、柔道などはあくまでルールに基づいた試合の中での戦いです。一方で不二流体術はルールや試合がありません。日常生活で突如起こり得る危険な場面にはルールなんてありません。そんな中で自分の身を守る力を習得することが、不二流体術の大きな目的であり、また他にはない魅力でもあるのです。
合気道との違い
護身術と言えば「合気道」を想像する方が多いでしょう。
合気道と不二流体術の大きな違いは、「技」に対する考え方です。合気道は入門して比較的早い段階で技を教わります。カッコいい技、強い相手を倒す技に憧れて入門するお子様も多いのではないでしょうか?
ですが、入門してすぐに学ぶ技というのは、果たして実践的だと言えるでしょうか?実際に、現在合気道で教えられている技は、開祖が晩年に実践していた技なのです。合気道の達人が洗練された体で生み出した技を、入門して間もないあなたが使いこなすことができるでしょうか?
残念ながらそれは実践の場では不可能です。稽古においてのみ通用する、形だけのものとなってしまいます。
一方で不二流体術は、そういった護身のための技を習う前に、徹底した身体作りをします。
体の中心に一本の軸が通った真っすぐな姿勢や、体の重心である「丹田」を意識した武術的な力の出し方を学びます。まずは強くしなやかな身体を作ることで初めて本物の「技」を習得することができるのです。
子どもにとって、一番の護身は「逃げる」こと
大人と違って子どもにおいて、危険な目に遭わせる相手は自分よりも遥かに体格が大きいことが殆どです。また武器を持っている可能性もあります。そんな中で、子どもがその相手に技で立ち向かうことは、危険極まりない行為です。
小さい子どもにとって、最も大切な護身方法は「隙を作って逃げる」ことです。
また、「大きな声を出して助けを求める」ことや、もし相手に手を出された時に「上手に受け身をとる」ことも、自分の身を守る上で非常に重要です。
逃げること、大きな声を出すこと、受け身を取ること、これらは簡単そうに見えて、いざという時には体が強張ってしまいなかなかできないものです。
不二流体術の子ども教室では、こういった基本的で実践的な護身方法を教えています。
万が一の時に対処できる心と体を養うことが、子どもが自分で自分の身を守る為に最も重要なのです。
不二流体術・名古屋道場が、あなたの大切なお子様が心身ともに成長する為の力になればと願っています。
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