かつて大阪の武道の中心だった「大阪武徳殿」とは?


※写真は山梨県甲府市の舞鶴城公園・甲府城武徳殿です。

皆様こんにちは!今回はかつて大阪にあった「大阪武徳殿」について調べてみました。
日本第二の都市である大阪は、観光地としても人気を集めています。様々な歴史や文化遺産がありますが、その中でも「大阪武徳殿」のことをご存じの方は少ないのではないでしょうか。この記事では、大阪武徳殿がかつて大阪の武道の中心であった歴史的な背景やその役割についてまとめていきます。

■目次

■そもそも「武徳殿」とは何か?
■大阪武徳殿の歴史
■現在も大阪で学ぶことができる古武術
■大阪で古武術・護身術を習うなら、まずは無料道場体験へ!

■そもそも「武徳殿」とは何か?


あまり聞きなれない「武徳殿」という言葉ですが、これはどういった意味なのでしょうか。
そもそもの意味は、平安時代に宮中にあった殿舎の一つで、競馬などを観覧する際に用いられた建物を指すそうです。

それに由来し、明治28年に設立された、武道の振興を目的とした団体、大日本武徳会の本部道場の名称として使用されました。

・大日本武徳会とは?

大阪武徳殿の歴史に触れる前に、大日本武徳会について知る必要がありそうです。
大日本武徳会は、日本武術推奨の気運が高まっていた当時、武道の奨励や教育、国民の士気向上のため公的な財団法人として、京都で結成されました。
剣道、柔道、馬術、弓道、銃剣道、射撃道を中心に、槍術、砲術、薙刀、合気道、空手、捕手術、居合などの古武道も推奨していたようです。
その中で、武道教育以外にも古武術や古武器についての資料の編纂、収集、保存なども事業として担っていました。

武徳会の活動のうち、主だったものとしては「剣術」「撃剣」などの様々な名称で呼ばれていた武道の名称を「剣道」「弓道」「柔道」といったように、現代の私たちが良く知る名称に統一したことが挙げられます。

■大阪武徳殿の歴史


そのような大日本武徳会によって日本国内のみならず、当時日本統治下にあった台湾等にも支部道場としての「武徳殿」が建設され、現在でいうところの、都道府県立や市区町村立の武道館といった役割もあったようです。
そのうち、大阪には明治45年「大阪武徳殿」が建設されました。
場所はなんと新世界!戦前の地図を見てみると、通天閣のすぐ近く、ちょうど現在の天王寺動物園の敷地内の一角にあったようです。残念ながらその建物は現存していないのですが、施工した大林組さんの社史で当時の建物の写真を見ることが出来ます。
https://www.obayashi.co.jp/chronicle/70yrs/t1c4.html
なお、本部であった京都武徳殿は、現在も京都市武道センターの施設となって保存されています。当時の道場建築を伝える貴重な建物となっています。

・大阪武徳殿の果たした役割

武道の道場・練習場として:
大阪武徳殿は、大阪における各種武道や古武術の稽古場として、柔道、剣道、空手、合気道、弓道、古武術など、さまざまな種目の稽古が行われていました。

武道の普及:
大阪武徳殿は、武道の普及と振興に力を入れ、地域の人々に指導と指導者を提供しました。多くの武道大会等もここで開催されました。

武道の倫理教育:
武道は単なる技術の集積ではなく、精神的な側面も含みます。大阪武徳殿では、武道を通じて道徳的な教育も行われ、生徒に礼儀や忍耐、誠実さなどの価値観が教えられました。

■現在も大阪で学ぶことができる古武術

武徳殿はなくなってしまいましたが現在でも大阪では、本格的な古武術を学べる場所はあります。
日本に古来から伝わる古武術は、一見敷居が高そうですが、実際は気軽に習うことができ、伝統的な身体操作や精神性を身に着けることができます。
そして、古武術の稽古にはたくさんのメリットがあります!

古武術のメリット① 護身術が学べる!
古武術は護身術のための武術です。襲われた時の対処など、自分の身を守るための技術を身に着けることができます。特に不二流体術では、基礎の身体づくりから始まり、年齢や性別に関係ない本当の強さを手に入れられるのが特徴です。

古武術のメリット② インナーマッスルが鍛えられる!
護身術の技を効果的に使うためには、鍛えられたインナーマッスルによって身体を支え、正しい身体操作を行う必要があります。なので、順を追って稽古に取り組んでいくことで、インナーマッスルも鍛えられます。

古武術のメリット③ 室内でできるので、雨も日焼けも心配なし!
稽古は空調のきいた屋内で行うので、季節や天候に左右されません!これからの季節に気になる日焼けも、まったく心配せずに運動することができます。

私たちの流派「不二流体術」の特徴は、正しく身体を使うための基礎的な身体づくりです。全くの初心者の方でも稽古をする中で、少しずつ無理なく取り組むことで護身術を実践するための身体を作ることが出来ますし、格闘技経験者の方にも本格的な古武術の身体操作を学び身に着けられると好評です。

※不二流体術についてはこちらの記事で詳しく説明しています→【護身術が習える!】「不二流体術(ふじりゅうたいじゅつ)」について知ろう!

もしこの記事を読んで古武術に興味を持たれた方は、ぜひ日本の古武術・護身術を始めてみるのはいかがでしょうか?

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【不二流体術の道場ってどんな所?】名駅道場を覗いてみよう!
【不二流体術の道場ってどんな所?】大阪の稽古場を覗いてみよう!
【稽古の様子】護身術・不二流体術の普段の稽古の様子をご紹介します

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道場や稽古場の様子・体験のレビューはこちら↓
【不二流体術の道場ってどんな所?】名駅道場を覗いてみよう!
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【あなたはなぜ不二流体術に?】道場体験に来られた方に理由を聞いてみました!
【あなたはなぜ不二流体術に?】道場体験に来られた方に理由を聞いてみました!パート2

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