皆様こんにちは!今回は、日本人の強さについて考えてみたいと思います。
日本人は欧米人に比べ、体格が小さいため、身体能力も劣っているというイメージを持たれがちです。
ですが、便利な機械が発達する以前は、農作業や土木作業、荷物の運搬といった力仕事も人力で行っていました。小柄な女性が米俵を担いでいる古写真などを見て驚いた方も多いのではないでしょうか。
このように、現代の日本人には考えられないようなパワーを持っていた昔の人々。その理由を知り、私たちが潜在的に持っている力を引き出しましょう。
■目次
■今の日本人と昔の日本人
■昔の日本人の強さの理由
■日本人本来の身体操作を学ぶなら古武術がおすすめ
■まずは道場で体験・見学してみませんか?
■今の日本人と昔の日本人
日本は島国であり、江戸時代の240年間にわたる鎖国や、他国の植民地支配を受けなかったことなど、地理的、政治的な要因から、陸続きの国などと比べると他の民族との混血が少ない地域です。
そのため、例えば江戸時代の日本人も、現代の日本人も遺伝子的にはほとんど変わりはありません。
ですが、日本人の生活習慣は明治維新をきっかけに大きく変化しました。
国策として西洋化を進めた明治の文明開化から第二次世界大戦での敗戦を経て、日本人の生活は伝統的なものから西洋的なものに変化していき、現在のような生活習慣となったわけですが、この生活習慣の変化が、昔の日本人と今の日本人が持つパワーの違いにも影響しているといわれています。
■昔の日本人の強さの理由
では、昔の日本人のパワーはどこから来ていたのでしょうか?
次の2つが大きな理由として考えられています。
食生活
仏教の教えが広まって以来、日本人にはほとんど肉食の習慣がありませんでした。そのため日常的な食事は、お米を中心に多くの炭水化物を摂取していました。また、魚や野菜、豆類なども積極的に食べていたため、必要な栄養素をバランスよく摂取することができていたようです。
また、今ほど食卓に上がるおかずのバリエーションも少なかったこともあり、お米の消費量が多かったことも特徴です。江戸時代後期には、平均して1人あたり1日3合ほど食べていたと推測されており、男性の場合は5合も食べていたといわれています。
明治になり白米が普及するまで、多くの一般庶民は玄米や、貧しい家では雑穀や野菜などを混ぜたかて飯と呼ばれるを食べていました。
明治時代に来日したドイツ人医師ベルツは、人力車の車夫の体力に驚き、彼らの食事内容に興味を持ち、彼らが玄米を中心とした質素な食事をしていることを知ると、西洋の栄養学に基づいた食事を与えれば、さらに体力が向上するに違いないとの考えから、二人の車夫を雇い、1人には従来の食事、もう1人には肉食をさせて運動させる実験を行いました。
結果は、肉食をした車夫がどの実験においても先にバテてしまい、日本人には日本の伝統的な食事が合っていると確信したといいます。
現在、日本の食文化の良さが見直され、「日本型食生活」として伝統的なお米を中心とした食事に加えて、適度に牛乳や果物などを取り入れたスタイルが推奨されています。
身体操作
明治時代、軍事教育によって西洋的な身体操作が取り入れられてから、日本人の身体の使い方が大きく変化しました。
日本人の身体操作は農耕民族であることにも大きく由来しており、慣用表現でも「腰を入れる」などと言われるように、腰、つまり仙骨など骨盤を意識し、重心が低いこと、身体を一枚板のように使い、ねじらないことなどが特徴として挙げられます。
これは農作業の動作において、力を込めるためには腰を安定させてバランスをとる必要があり、作業をする際には右脚を出したら右手も出す、半身の姿勢になることが影響しているようですが、体格が小さく、手足が短い日本人によく合った身体操作だといえます。
また、歩き方など総じて上下運動よりも水平運動的であることも、西洋的な身体操作との大きな違いです。
そして、床に座る生活洋式によって、自然と下半身の筋肉が鍛えられたことも、上記の身体操作でよりパワーを発揮できた要因ではないかと思います。
最近では、和式トイレでしゃがめない人が増えてきているという話もあり、椅子生活への変化にともなって下半身の筋力が低下してきているとえいます。
このように、現在の私たちと昔の日本人には、生活習慣に大きな違いがあり、それによって身体操作も変化してしまいました。
ですが、日本人の身体には、やはり伝統的な身体操作が合います。
伝統的な身体操作を身に着けることで、身体の故障や不調を予防・改善することにも繋がり、また西洋のウェイトトレーニングや格闘技では得られない、自分の持つ力を最大減に発揮する本当の強さを得ることができると考えています。
■日本人本来の身体操作を学ぶなら古武術がおすすめ
昔の日本人の強さは、伝統的な食生活と身体操作に支えられたものでしたが、この身体操作は現在でも学ぶことができます。
それが古武術(護身術)です。
古武術の身体操作は、まさに小柄だった昔の日本人がパワーを発揮していたのと同じ理屈で、体に負担を掛けず合理的に力を出す動きを受け継いでいます。
古武術の稽古は、空手や柔道のようにスポーツとして積極的に戦うのではなく、実際に襲われた時を想定した護身術の技を学びます。
そのため護身術の技は、自分や相手の力の強弱や体格に関係なく、身体を上手く使うことによって応戦出来るようになることが最終目標ですので、非常に合理的な身体に負担を掛けない動き方のポイントが凝縮されているのです。
古武術で得られる強さは、西洋的なウエイトトレーニングで鍛えた筋肉に頼る、力づくの強さではなく、体幹をしっかりと支える正しい姿勢、正しい身体操作によって生み出される本当の強さです。
そのため、古武術の強さを得ることに、年齢や性別、体格などは関係ありません。老齢の達人と呼ばれるような人が、体力的に優位な若者よりも強いという現象が起こるのです。
私たちの流派「不二流体術」では、護身術の技を効果的に、最大限の力を発揮できるようにするため、正しい姿勢で正しい動きを行うための身体づくりを特に大切にしており、その人の体力や身体能力に合わせて、段階的な身体づくりに取り組んでいきます。
不二流体術についてはこちらをご覧ください→【護身術が習える!】「不二流体術(ふじりゅうたいじゅつ)」について知ろう!
古武術は他の格闘技に比べ運動強度はそれほど高くないですが、しっかりと体幹を支えるインナーマッスルを鍛えることができます。稽古を続けると、体幹をしっかり支えられるようになって、普段の姿勢も美しくなり、日常生活での所作も変わってきます。
体に負担を掛けないので、肩こりや腰痛など関節の不調がある方にもおすすめです。
■まずは道場で体験・見学してみませんか?
現在、私たちは名古屋と大阪で稽古を行っていますが、どちらの稽古場でも随時、無料体験を受け付けています!
「ちょっと興味があるけど、どんな所か不安・・・」という方はまずは見学・体験で雰囲気を感じて頂ければと思います。
皆さん入門のきっかけは様々ですが、「古武道の身体操作に興味がある」「護身術を学びたい!」という同じ目標に向かって稽古に励んでいるので、稽古は真剣に取り組みながら、普段は和気あいあいとした雰囲気で、会員同士の交流も楽しんでいます。
道場や稽古場の様子・体験のレビューはこちら↓
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興味を持たれた方は・・・
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