「論語」と日本の教育


「論語」は、孔子の教えをまとめた書物であり、古代中国の思想や道徳の基盤を形成した重要な文献です。この書物が日本の教育に与えた影響は大きく、特に江戸時代から現代に至るまで、日本の道徳観の形成において重要な役割を果たしてきました。
本記事では、「論語」の教えがどのように日本の教育に取り入れられ、今もなお影響を及ぼしているのかについてご紹介しようと思います。

■目次

■「論語」とは?
■「論語」の伝来
■日本における「論語」の普及と一般化
■現代日本の教育における「論語」
■昔ながらの大切なことを学ぶなら古武術・不二流がおススメ!
■【大阪・名古屋】無料道場体験で身体の感覚を体感してください!

■「論語」とは?


「論語」は2,500年前の中国・春秋時代、魯の国の思想家・孔子とその弟子たちとの会話や孔子の思想をまとめた書物で、仁(じん)、義(ぎ)、礼(れい)、智(ち)、信(しん)など、道徳的な徳目を中心に据えた内容となっています。君子、すなわち人の上に立つ者としてのあり方を示していることから、東アジアの支配者階級において必ず学ぶ書物の1つとなり、各地域の思想や文化にも大きな影響を与えました。
日本においても武士道や、現代にまで至る日本人の道徳観の形成に大きな影響を及ぼしています。

■「論語」の伝来


古代中国の書物である『論語』は、応神天皇16年(285)、百済の王仁が『千字文』とともに日本に伝えたといわれ、奈良時代に編纂された『古事記』、『日本書紀』にも『論語』の伝来に関する記述がされています。

伝来当時、応神天皇は王子に『論語』を学ばせたといわれています。宮中など上流階級の男性は、漢文を読み書きできることが教養として求められました。日本語独自の文字が無かった時代はもとより、平安時代にひらがな、カタカタが登場して以降も、依然として男性の書く公文書は漢文だったことも大きな理由の一つです。
そのため、「論語」も伝来から長い間、これら漢文を学ぶ必要のある一部の人々にとっては欠かせない教養として学ばれました。

なお、聖德太子の『十七条憲法』のうち、有名な「和をもって尊しとなす」という条文も『論語』の教えを取り入れたものです。

■日本における「論語」の普及と一般化


当初は上流階級のみが学んでいた「論語」が日本で広く普及したのは江戸時代のことです。それ以降、「論語」は近代に至るまで日本の教育にとって重要な科目の1つとなっていきました。

江戸時代

江戸時代、徳川家康が儒教を政策に取り入れたことから、儒教の教えが武士階級や庶民にまで浸透しました。江戸幕府では儒学の中でも南宋の朱熹の興した学問である「朱子学」を官学とし、武士の子弟のための教育機関である藩校でも採用されました。また、庶民の子弟が通った寺子屋においても「論語」は教材として用いられ、道徳教育の教材として用いられました。

「論語」は人間の徳を育むための教材としてだけでなく、政治や社会の秩序を保つための手段としても重要視され、忠、孝、礼といった価値観は、家族や社会の一員としての責任を強調し、社会の安定に寄与しました。

明治時代~戦前

明治維新後、西洋の近代教育制度が導入されましたが、「論語」を含む儒教の教えは依然として重要視されました。明治時代の初等教育では、「修身」という科目で道徳や人格形成が教えられ、「論語」やそれに基づく教えが引き続き教育の一部として残されていました。
また、この頃においても知識人の間においては教養として「論語」は学ばれ続けました。

ちなみに、新1万円の肖像画にもなっている実業家・渋沢栄一も論語を好んで学び、「論語と算盤」を著しています。

■現代日本の教育における「論語」


現代の日本の学校教育では、かつてのように「論語」を直接教えることは少なくなっており、漢文や古典の授業の中でその一部を習うのが一般的になっています。

以前のように「論語」が学ばれなくなったのは、戦後、日本の教育が大きく方向転換をしたことも影響しているのではないかと思います。
戦後、日本の教育界は戦争へと突入した過去の日本を否定し、民主主義的な教育へと変化していきました。そのため、戦争時代を思わせる、忠、孝といった儒教的な価値観を学校で教えることはなくなっていきました。

ですが、「論語」の精神は現代人にとっても、大切なものだと考えます。
個人主義、ありのまま、自分らしく、といった言葉をよく耳にする現代、良い面もある一方で、これまでには想像だにしなかった事件や問題が起こったりと、社会的な秩序が乱れ、日本人の在り方が急激に変化しているように感じます。

このような自由な時代だからこそ、自己を律することを説く「論語」の教えが必要なのではないでしょうか?

また近年ではビジネスや自己啓発の分野でも「論語」の教えは注目をあつめています。君主の在り方を示した「論語」はリーダーシップ論でもあるため、マネジメントや人間関係の構築に役立つ知恵として評価されています。

「漢字ばっかりで難しそう・・・」と敬遠してしまうかもしれませんが、各出版社から注釈付きのものや、ライトに読める解説本まで出版されているので、意外と気軽に読めるようになっています。
読んでみると、孔子とその弟子たちのやり取りが意外と人間味に溢れていて、ちょっとハートフルな雰囲気だったりもします。登場する弟子も個性的なので、推しができる方もいるのでは?と思います^^

読書の秋、かつて「論語」を学んできた先人たちの精神に思いを馳せて、「論語」を手に取ってみてはいかがでしょうか?

■日本人の精神性を学ぶなら、古武術がおすすめ。


日本人の在り方が変わってしまった、とはいえ、現代においても日本人の精神性は世界に誇れるものがあります。

そんな中、もっと日本の伝統的な精神文化を学びたい、実践をしたい、という方にぜひおすすめしたいのは古武術(護身術)です。
古武術では、精神性はもちろんのこと、さらに日本人が本来持っている力を発揮する方法、古来から受け継がれてきた身体操作を正しく身に付けることができます。

古武術は日本に伝統的に伝わってきた護身のための武術で、合気道の元になったものでもあります。
古武術は文字通り、古来から格闘術として受け継がれてきたものであり、相手がどのような者であっても実戦で勝つために磨き上げられてきました。そのため、自分より体格の大きな相手にも対応できるよう、筋肉の大きさに頼った力まかせの強さではなく、人間の体の構造を上手く利用した、合理的な身体の使い方によって相手を制します。
このような古武術(護身術)を学ぶことで、西洋的な生活を送っている現代人の我々も、昔の日本人のように力を発揮できる正しい姿勢や、負担がかからない身体の使い方などを学ぶことができるのです。

力まかせに闘うものではない、という点で女性や子どもなど力の弱い人でも問題なく取り組むことができるのも古武術を学ぶ魅力の一つです。

古武術のイメージとして、一部の特殊な人がやっているような印象があるかもしれませんが、実際は普通の習い事としてたくさんの方が稽古に通われています。
そして、古武術の稽古にはたくさんのメリットがあります!

古武術のメリット① 護身術が学べる!
古武術は護身術のための武術です。襲われた時の対処など、自分の身を守るための技術を身に着けることができます。特に不二流では、基礎の身体づくりから始まり、年齢や性別に関係ない本当の強さを手に入れられるのが特徴です。

古武術のメリット② インナーマッスルが鍛えられる!
護身術の技を効果的に使うためには、鍛えられたインナーマッスルによって身体を支え、正しい身体操作を行う必要があります。なので、順を追って稽古に取り組んでいくことで、インナーマッスルも鍛えられます。

古武術のメリット③ 室内でできるので、雨も日焼けも心配なし!
稽古は空調のきいた屋内で行うので、季節や天候に左右されません!これからの季節に気になる日焼けも、まったく心配せずに運動することができます。

私たちの流派「不二流」の特徴は、正しく身体を使うための基礎的な身体づくりです。全くの初心者の方でも稽古をする中で、少しずつ無理なく取り組むことで護身術を実践するための身体を作ることが出来ますし、格闘技経験者の方にも本格的な古武術の身体操作を学び身に着けられると好評です。

※不二流についてはこちらの記事で詳しく説明しています→【護身術が習える!】「不二流(ふじりゅう)」について知ろう!

■【大阪・名古屋】無料道場体験で身体の感覚を体感してください!

現在、私たちは名古屋と大阪で稽古を行っていますが、お子様からご年配の方まで、皆さん自分のペースで楽しみながら稽古をされています!
最近では女性の方もたくさん稽古に通われています。

日本人本来の身体操作を身に付けたい、本物を学びたいと考える方は、ぜひ一度私たちの稽古場に体験に来てみてください。
今まで見学に来られた方の中には、古武術を実践する体験の中で、身体の感覚が変わったと感動される方も多くいらっしゃいました。

百聞は一見にしかず。私たちは随時、無料体験を受け付けているので、「ちょっと興味がある」「実際に体感してみたい」という方はまずは見学・体験でにお越しいただければと思います。

現役会員の皆さんも入門のきっかけは様々ですが、「古武道の身体操作に興味がある」「護身術を学びたい!」という同じ目標に向かって稽古に励んでいるので、稽古は真剣に取り組みながら、普段は和気あいあいとした雰囲気で、会員同士の交流も楽しんでいます。

道場や稽古場の様子・体験のレビューはこちら↓
【不二流の道場ってどんな所?】名駅道場を覗いてみよう!
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【稽古の様子】護身術・不二流の普段の稽古の様子をご紹介します
【あなたはなぜ不二流に?】道場体験に来られた方に理由を聞いてみました!
【あなたはなぜ不二流に?】道場体験に来られた方に理由を聞いてみました!パート2

【女性会員も増えています!】現在稽古をされている女性の会員様から感想をいただきました!

・受け身もとれず体を動かすことさえできなかったけど、今は受け身もできるし攻防ができるので、いつもワクワクしています。鍛錬の効果、成果を感じて、いつも楽しい!

・運動経験が無い方がほとんどですが、筋肉や骨格の動かし方から学べるので、体力、運動経験に関係なく稽古が可能だと思います。

・運動経験がある方、癖があるかたは力を抜くことから始めます。最初は難しいですが、少しずつ出来るようになりました。力を入れるからこそ力を抜けるので、まずは正しく力を入れることから始めました。

・鍛錬の大切さが分かりました!

・懇親会やLINEグループでも女性の方が積極的な印象です(笑)風通しのよいコミュニティで良かったです!

・大学卒業したばかりのYouTuberですが、良いコミュニティに出会えて良かったです。

・皆キャラが濃いので(笑)言いたいことが言える空間だと思います。気を遣わなくて良いのが嬉しいです。

興味を持たれた方は・・・

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まずは個々のご都合で結構です。ぜひ、一歩前に踏み出しましょう。
そして無料体験に来てください。私岩山が初めて感じた感動を味わっていただけることを
お約束します。無料体験後もご検討頂いてOKです。

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