皆様こんにちは!今回は「日本人の精神性がどこにルーツを持つのか?」について考察します。日本人の秩序だった行動や集団意識は、国内外でよく称賛されます。例えば、サッカーのワールドカップでのサポーターのゴミ拾い、東日本大震災(3.11)における冷静で協調的な対応がその象徴です。こうした精神性の背景には、長い歴史を通じて形成された文化、宗教、教育の影響が色濃く残っています。この記事では、日本人の精神性の特徴を掘り下げ、そのルーツを紐解いていきます。
■目次
■日本人の精神性の特徴
■日本人の精神性のルーツを考える
■日本人の精神性を学ぶなら、古武術がおすすめ。
■【大阪・名古屋】無料道場体験で身体の感覚を体感してください!
■日本人の精神性の特徴
1. 和を重んじる姿勢
「和をもって貴しとなす」という言葉は、日本最古の書物である『十七条憲法』(聖徳太子制定)に登場します。この言葉は、個人の意見よりも調和を優先し、集団の平和を保つことを重視する精神を表しています。この価値観は、現在の日本社会にも受け継がれ、職場や学校、地域社会の様々な場面で発揮されています。
2. 規律と礼儀
日本では他人を思いやる「おもてなし」の心や、礼儀作法を重んじる風習が根付いています。挨拶や感謝の言葉、周囲に迷惑をかけないための配慮など、細やかな気遣いが社会の基盤です。これが、海外から「規律を守る国民」として見られる所以の一つです。
3. 忍耐と我慢の美徳
「耐える」ことを美徳とする文化も、日本人の精神性の一部です。例えば、厳しい環境での仕事を成し遂げる姿勢や、長い年月をかけて技術を磨く匠の精神、ほかにも自己犠牲を厭わず他者や社会のために尽くす姿勢は、この忍耐力の賜物といえます。
■日本人の精神性のルーツを考える
では、このような日本人の精神性はどこから来たものなのでしょうか?
①神道、仏教、儒教の影響
日本人は無宗教だといわれますが、その精神性に大きな影響を与えているのは、神道と仏教と儒教の思想といえそうです。積極的に信仰をしていなくても、これらの宗教は日本人の生活や行動、思想に深く根付いています。
・神道の影響
神道は、自然崇拝を基盤とする日本古来の宗教であり、「森羅万象に神が宿る」と考えます。この思想が、日本人の自然との共生意識を育て、季節の移り変わりや環境を大切にする文化を形成しました。また、「穢れ」を避ける神道の価値観が、清潔さへのこだわりに表れているともいえます。
「ばちがあたる」とか、「お天道様が見ている」という思想も神道に由来するものです。人が見ていなくても悪いことをしない、など、自制心を働かせた節度ある行動は日本人の勤勉さや治安の良さにも関係があるといえそうです。
・仏教の影響
一方、仏教は6世紀に伝来し、様々な新しい文化とともに日本人の価値観にも大きな影響をもたらしました。「すべては移ろいゆく」という仏教の教えは、日本人の忍耐力や自己抑制の精神に影響を与えました。例えば、3.11の震災後、多くの被災者が暴動も起こさず冷静に行動した背景には、「無常観」に基づく受容の精神があったのではないでしょうか。
また「おかげさま」「ありがたい」と考える心も、非常に仏教的です。仏教はすべてのものがお互いに関係しあい、持ちつ持たれつで生きていると説いています。このような感謝の心、お互い様の精神は、利己的ではない他者への思いやりに繋がっているといえます。
・儒教の影響
儒教は2500年前の中国の思想家・孔子を始祖とする思想体系で、宗教というより哲学に近いものです。礼節や孝行、忠節など、家族や君臣の秩序を守ることなどが教えとして説かれ、江戸時代に広く庶民にまで広がりました。封建社会的な教えではありますが、先輩後輩などの関係や、親孝行など、礼儀をもって人と関わること、人間関係の秩序を保つことは、民主主義社会となった現代の日本人にも脈々と受け継がれています。
②農耕社会による共同体意識
日本は古くから稲作を基盤とした農耕社会でした。稲作は大量の労働力を必要とするため、村や共同体単位で協力する必要がありました。この過程で、個人よりも集団を優先する意識や、協調性が育まれたのです。現代の日本社会に見られる「チームワークの重視」や「お互いを助け合う姿勢」は、こうした農耕文化の名残といえます。
③武士道の影響
武士道も、日本人の精神性の重要な要素です。江戸時代の武家社会では、儒教の一派である「朱子学」が公式な学問として取り入れられたため、武士道は儒教の精神に大きな影響をうけました。「義」「礼」「名誉」を重んじ、自分の行動が社会全体にどう影響するかを考えながら生きた武士道の精神は、現在のビジネスマナーや公共の場での行動規範に引き継がれています。人の道に外れたことはしない、清貧であることへの美徳、弱いものを思いやる心、自己犠牲の精神などは武士道的な考え方といえそうです。
④災害との共生が生んだ強さ
日本は地震、台風、津波など自然災害が多い国です。これらの災害は人の力ではどうすることもできないため、困難を受け入れ耐え忍び、災害で失ったものをまた助け合いながら復興させていくという精神を養ってきました。困難に直面しても秩序を保ち、感情的に嘆くだけでなく、その場でそれぞれのやるべき仕事を実行する日本人の姿には、先の東日本大震災で世界から賞賛されました。なお、幕末の安政南海大地震や大正時代の関東大震災を見た外国人の手記にも同様の行動をとる日本人に対して驚きをもった記録が残されています。この忍耐力は災害大国に暮らす日本人の強みといえます。
⑤近代化と西洋文化の融合
明治時代に日本は急速な近代化を遂げ、西洋の思想や技術を取り入れました。しかし、日本はそれらをただ模倣するのではなく、自国の伝統と融合させました。例えば、資本主義や民主主義といった西洋の概念を取り入れつつも、企業や学校では集団主義や和の精神を維持しています。これにより、日本独自の精神文化が形成されました。
日本人の精神性は、神道や仏教、儒教といった宗教的影響、農耕社会の協調性、武士道の道徳観、そして教育制度の中で育まれてきました。また、自然災害との共生を通じて形成された忍耐力や秩序を保つ精神が、現代社会においても強く反映されています。さらに、近代化の過程で西洋文化を取り入れながらも、伝統的な価値観を失わずに融合させた点も、日本の特徴的な精神文化を支える要因となっています。
こうした日本人の精神性は、国際社会でも高く評価され、多くの場面で称賛されています。今後もこの精神性を維持しつつ、新しい価値観とも柔軟に向き合うことが、日本社会のさらなる発展につながるでしょう。
■日本人の精神性を学ぶなら、古武術がおすすめ。
日本人の在り方が変わってしまった、とはいえ、現代においても日本人の精神性は世界に誇れるものがあります。
そんな中、もっと日本の伝統的な精神文化を学びたい、実践をしたい、という方にぜひおすすめしたいのは古武術(護身術)です。
古武術では、精神性はもちろんのこと、さらに日本人が本来持っている力を発揮する方法、古来から受け継がれてきた身体操作を正しく身に付けることができます。
古武術は日本に伝統的に伝わってきた護身のための武術で、合気道の元になったものでもあります。
古武術は文字通り、古来から格闘術として受け継がれてきたものであり、相手がどのような者であっても実戦で勝つために磨き上げられてきました。そのため、自分より体格の大きな相手にも対応できるよう、筋肉の大きさに頼った力まかせの強さではなく、人間の体の構造を上手く利用した、合理的な身体の使い方によって相手を制します。
このような古武術(護身術)を学ぶことで、西洋的な生活を送っている現代人の我々も、昔の日本人のように力を発揮できる正しい姿勢や、負担がかからない身体の使い方などを学ぶことができるのです。
力まかせに闘うものではない、という点で女性や子どもなど力の弱い人でも問題なく取り組むことができるのも古武術を学ぶ魅力の一つです。
古武術のイメージとして、一部の特殊な人がやっているような印象があるかもしれませんが、実際は普通の習い事としてたくさんの方が稽古に通われています。
そして、古武術の稽古にはたくさんのメリットがあります!
古武術のメリット① 護身術が学べる!
古武術は護身術のための武術です。襲われた時の対処など、自分の身を守るための技術を身に着けることができます。特に不二流では、基礎の身体づくりから始まり、年齢や性別に関係ない本当の強さを手に入れられるのが特徴です。
古武術のメリット② インナーマッスルが鍛えられる!
護身術の技を効果的に使うためには、鍛えられたインナーマッスルによって身体を支え、正しい身体操作を行う必要があります。なので、順を追って稽古に取り組んでいくことで、インナーマッスルも鍛えられます。
古武術のメリット③ 室内でできるので、雨も日焼けも心配なし!
稽古は空調のきいた屋内で行うので、季節や天候に左右されません!これからの季節に気になる日焼けも、まったく心配せずに運動することができます。
私たちの流派「不二流」の特徴は、正しく身体を使うための基礎的な身体づくりです。全くの初心者の方でも稽古をする中で、少しずつ無理なく取り組むことで護身術を実践するための身体を作ることが出来ますし、格闘技経験者の方にも本格的な古武術の身体操作を学び身に着けられると好評です。
※不二流についてはこちらの記事で詳しく説明しています→【護身術が習える!】「不二流(ふじりゅう)」について知ろう!
■【大阪・名古屋】無料道場体験で身体の感覚を体感してください!
現在、私たちは名古屋と大阪で稽古を行っていますが、お子様からご年配の方まで、皆さん自分のペースで楽しみながら稽古をされています!
最近では女性の方もたくさん稽古に通われています。
日本人本来の身体操作を身に付けたい、本物を学びたいと考える方は、ぜひ一度私たちの稽古場に体験に来てみてください。
今まで見学に来られた方の中には、古武術を実践する体験の中で、身体の感覚が変わったと感動される方も多くいらっしゃいました。
百聞は一見にしかず。私たちは随時、無料体験を受け付けているので、「ちょっと興味がある」「実際に体感してみたい」という方はまずは見学・体験でにお越しいただければと思います。
現役会員の皆さんも入門のきっかけは様々ですが、「古武道の身体操作に興味がある」「護身術を学びたい!」という同じ目標に向かって稽古に励んでいるので、稽古は真剣に取り組みながら、普段は和気あいあいとした雰囲気で、会員同士の交流も楽しんでいます。
道場や稽古場の様子・体験のレビューはこちら↓
【不二流の道場ってどんな所?】名駅道場を覗いてみよう!
【不二流の道場ってどんな所?】大阪の稽古場を覗いてみよう!
【稽古の様子】護身術・不二流の普段の稽古の様子をご紹介します
【あなたはなぜ不二流に?】道場体験に来られた方に理由を聞いてみました!
【あなたはなぜ不二流に?】道場体験に来られた方に理由を聞いてみました!パート2
【女性会員も増えています!】現在稽古をされている女性の会員様から感想をいただきました!
・受け身もとれず体を動かすことさえできなかったけど、今は受け身もできるし攻防ができるので、いつもワクワクしています。鍛錬の効果、成果を感じて、いつも楽しい!
・運動経験が無い方がほとんどですが、筋肉や骨格の動かし方から学べるので、体力、運動経験に関係なく稽古が可能だと思います。
・運動経験がある方、癖があるかたは力を抜くことから始めます。最初は難しいですが、少しずつ出来るようになりました。力を入れるからこそ力を抜けるので、まずは正しく力を入れることから始めました。
・鍛錬の大切さが分かりました!
・懇親会やLINEグループでも女性の方が積極的な印象です(笑)風通しのよいコミュニティで良かったです!
・大学卒業したばかりのYouTuberですが、良いコミュニティに出会えて良かったです。
・皆キャラが濃いので(笑)言いたいことが言える空間だと思います。気を遣わなくて良いのが嬉しいです。
興味を持たれた方は・・・
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