【日本人の精神を知る①】正月行事と年神様


皆様、明けましておめでとうございます!ということで、今回はお正月にちなんだテーマでお届けします。
お正月は、単に一年のはじまりであるだけでなく、日本人にとって特別な意味を持っています。そのため、古くから続く正月行事には、自然や祖先への感謝、新しい年の幸運を祈る精神が息づいています。そして、その中心にあるのが「年神様」という存在です。
本記事では、日本人の伝統的な新年の捉え方を探りながら、地域ごとに異なる正月行事や年神様信仰の特徴についてご紹介していこうと思います。

■目次

■日本人の伝統的な新年の捉え方と「年神様」
■地域によって異なる正月行事
■日本人の精神を学ぶなら、古武術がおすすめ!
■【大阪・名古屋】無料道場体験で身体の感覚を体感してください!

■日本人の伝統的な新年の捉え方と「年神様」信仰


日本人にとって新年は、単なる時間の切り替えではなく、自然や神々と深く関わる特別な瞬間とされています。古代から続く暦や祭事では、年の始まりは再生と更新の象徴とされてきました。この背景には「年神様」に対する信仰が根付いています。
古来、日本では個人の誕生日ではなく、正月を迎えるごとにみんな一緒に年をとる「数え年」で年齢を数えていました。そのため、年神様は正月に人間の年齢を持ってきて授けてくれる存在でした。だからこそ、正月はめでたく、日本文化において一年で最も盛大に祝われる行事となっているのです。
そして、これは今日の「お年玉」の起源にもなっています。
さらに年神様は、新しい年の幸運や五穀豊穣をもたらす神とされ、家庭ごとに迎え入れる風習が伝統行事の核となっています。しめ縄や鏡餅、門松といった正月飾りは、年神様を迎えるための準備とされます。これらは、神の依り代や供え物としての役割を果たしているのです。
大掃除も、穢れを払い清めて年神様を迎えるための重要な準備といえます。
大晦日で前の年の良いことも悪いことも全てリセットされるので、正月にまた新たな良い運気を授けてもらってスタートする、という感覚は、現代を生きる私たちも含めて、日本人が伝統的にもっている新年に対する捉え方の特徴といえそうです。

■地域によって異なる正月行事


日本各地では、正月を祝う行事が地域ごとに異なる形で伝承されています。これらの行事は、地域の風土や歴史、文化に根ざし、多様な形態を持っています。
東北地方の正月行事
東北地方では各地で小正月(1月15日)を祝う行事が多く行われます。
旧暦では1月1日を大正月、それに対して1月15日を小正月と呼び新年で始めての満月の日を祝いました。
東北の正月行事といえば秋田県男鹿半島の「なまはげ」が有名ですが、現在は大晦日に行われるこの「なまはげ」も元は小正月の行事です。なお、「なまはげ」と同様の行事は東北各地に存在しており、現在も小正月に行われているものが多くあります。
他にも、「庭田植え」といって、雪の積もった田んぼに藁などを稲苗に見立てて植え、豊作を祈る予祝行事や、秋田県横手市の水神様を祀る「かまくら」などが小正月に行われます。
また、東北の正月で特徴的なものに、宮城県三陸沿岸の「きりこ」と呼ばれる美しい正月飾りがあります。
この地域では正月の神棚飾りとして縁起物などを切り紙で作った「きりこ」を神社が氏子などに配る風習があります。江戸時代に始まったと伝わるこの風習は、不漁や不作であっても供え物を捧げたい、という祈りが込められているそうです。

●関西地方の正月行事

関西地方では、正月飾りやおせち料理に独自の特色があります。京都や大阪では、白味噌仕立ての雑煮が伝統的で、丸餅を用いるのが一般的です。
おせち料理では、「にらみ鯛」といって、鯛の姿焼きを食卓に上げますが、三が日の間は手を付けずに置いておき、4日目以降に温めなおして食べる風習があります。
また、一般的に松の内は7日までであることが多いですが、関西では15日までを松の内とする文化があります。
関西地方の正月飾り「しめ縄」は、ゴンボという通称があり、シンプルな形が特徴です。橙、裏白、ゆずり葉、ゴヘイの縁起物を使用したものが一般的に用いられています。
他には、門松ではなく、根引松を年神様を迎える依り代として飾るのも特徴的といえます。

●九州地方の正月行事

九州地方は島しょ部も多いため、地域によって多様な正月行事が伝わっています。
鹿児島県の薩摩半島では大晦日に「トシドン」と呼ばれる秋田の「なまはげ」に似た来訪神が家々を訪れる風習があります。仮面をかぶった大人がトシドンに扮し、子どもたちに一年の行いを問いただし、良い子には「年餅」を与えるという行事です。
奄美大島では大晦日に豚骨、元旦に三献(さんごん)を食べて新年を迎える風習があります。豚骨は、ティバンシャ(ツワブキ)と塩漬けした豚の骨付き肉の煮物で、大晦日から正月にかけて食べられます。そして、年が明けておせち料理のように食されるのが、三献(さんごん)と呼ばれる伝統的な食膳です。
室町時代に確立された、日本料理の一つである本膳料理がもとになっており、一の膳として餅入りの吸い物、二の膳として刺身、三の膳として肉入りの吸い物の三つの料理が出されます。元旦に、家長の「オショウロ(さしあげましょう)」の掛け声で三献の儀式がはじまり、一の膳から順に食べ、一膳食べるごとに焼酎を飲むという風習があるそうです。

●沖縄地方の正月行事

沖縄では、現在でも新正月と旧正月の両方を祝う場合が多くあり、本土とは異なる独自の正月行事が存在します。
まず、御願解き(ウガンブトゥチ)という旧正月前の年末に一年の祈願を一旦下げるための行事があります。一年間守ってくれたヒヌカン(台所の神様・火の神)に対しての感謝と、天の神様に家族の一年間の行いを報告します。
そして、旧正月の大晦日である「トゥシヌユール」には年越し膳を用意してお供えし、家具や農機具、屋根裏などにも赤飯の小さなおにぎりを置き豊作など新年の祈願をするそうです。お供えした年越し膳は家族で囲んで食べ、年越しをします。
旧正月の当日には「ソーグヮチ」と呼ばれ、朝に組み上げた「若水」や、鏡餅のような「ウチャヌク」をヒヌカンにお供えし、神仏に家族の健康や繁栄を祈ります。
これらの行事は、沖縄独自の信仰と風習を色濃く反映しています。

このように日本各地の正月行事は多様性に富んでいますが、いずれも家族が集まって神仏への感謝や祈りの行事を執り行い、一年の豊穣や家族の健康を願うという共通の目的があります。
近年では、核家族化、住宅事情など生活様式の変化などの影響で、伝統的な行事が簡略化されたり、廃れつつあるといえます。
ですが、日本の正月行事と年神様への信仰は、自然や祖先を敬い、新たな一年を感謝と希望を持って迎える伝統文化です。昔のような正月行事をしなくなった方でも、なんとなくお正月になると背筋が伸びるような感覚はあるのではないでしょうか。形は変われども、その精神性は現代人の私たちの中にもしっかり息づいているといえそうです。
ぜひ、改めて故郷の正月行事に目を向けてみてはいかがでしょうか。先人たちの新年に込められた深い思いを再確認することができるでしょう。

■日本人の精神性を学ぶなら古武道がおすすめ


今回は正月をテーマに日本人の精神性についてお伝えしてきましたが、もっと日本人の伝統的な精神に触れたい、学びたい、実践したいという方には古武術の稽古をしてみるのはいかがでしょうか。

古武術では護身術を学ぶことと同時に、自分自身と向き合い精神鍛錬をすることも重要な目的の一つとなっています。
中でも私たちの流派・不二流は精神的な鍛錬はもちろんのこと、日本人が本来持っている力を発揮する方法、古来から受け継がれてきた身体操作を正しく身に付けることができ、実用的な護身術を学ぶことが出来るという点でおすすめです。

古武術は日本に伝統的に伝わってきた護身のための武術で、合気道の元になったものでもあります。
古武術は文字通り、古来から格闘術として受け継がれてきたものであり、相手がどのような者であっても実戦で勝つために磨き上げられてきました。そのため、自分より体格の大きな相手にも対応できるよう、筋肉の大きさに頼った力まかせの強さではなく、人間の体の構造を上手く利用した、合理的な身体の使い方によって相手を制します。
このような古武術(護身術)を学ぶことで、西洋的な生活を送っている現代人の我々も、昔の日本人のように力を発揮できる正しい姿勢や、負担がかからない身体の使い方などを学ぶことができるのです。

力まかせに闘うものではない、という点で女性や子どもなど力の弱い人でも問題なく取り組むことができるのも古武術を学ぶ魅力の一つです。

古武術のイメージとして、一部の特殊な人がやっているような印象があるかもしれませんが、実際は普通の習い事としてたくさんの方が稽古に通われています。
そして、古武術の稽古にはたくさんのメリットがあります!

古武術のメリット① 護身術が学べる!
古武術は護身術のための武術です。襲われた時の対処など、自分の身を守るための技術を身に着けることができます。特に不二流では、基礎の身体づくりから始まり、年齢や性別に関係ない本当の強さを手に入れられるのが特徴です。

古武術のメリット② インナーマッスルが鍛えられる!
護身術の技を効果的に使うためには、鍛えられたインナーマッスルによって身体を支え、正しい身体操作を行う必要があります。なので、順を追って稽古に取り組んでいくことで、インナーマッスルも鍛えられます。

古武術のメリット③ 室内でできるので、雨も日焼けも心配なし!
稽古は空調のきいた屋内で行うので、季節や天候に左右されません!これからの季節に気になる日焼けも、まったく心配せずに運動することができます。

私たちの流派「不二流」の特徴は、正しく身体を使うための基礎的な身体づくりです。全くの初心者の方でも稽古をする中で、少しずつ無理なく取り組むことで護身術を実践するための身体を作ることが出来ますし、格闘技経験者の方にも本格的な古武術の身体操作を学び身に着けられると好評です。

※不二流についてはこちらの記事で詳しく説明しています→【護身術が習える!】「不二流(ふじりゅう)」について知ろう!

■【大阪・名古屋】無料道場体験で身体の感覚を体感してください!

現在、私たちは名古屋と大阪で稽古を行っていますが、お子様からご年配の方まで、皆さん自分のペースで楽しみながら稽古をされています!
最近では女性の方もたくさん稽古に通われています。

日本人本来の身体操作を身に付けたい、本物を学びたいと考える方は、ぜひ一度私たちの稽古場に体験に来てみてください。
今まで見学に来られた方の中には、古武術を実践する体験の中で、身体の感覚が変わったと感動される方も多くいらっしゃいました。

百聞は一見にしかず。私たちは随時、無料体験を受け付けているので、「ちょっと興味がある」「実際に体感してみたい」という方はまずは見学・体験でにお越しいただければと思います。

現役会員の皆さんも入門のきっかけは様々ですが、「古武道の身体操作に興味がある」「護身術を学びたい!」という同じ目標に向かって稽古に励んでいるので、稽古は真剣に取り組みながら、普段は和気あいあいとした雰囲気で、会員同士の交流も楽しんでいます。

道場や稽古場の様子・体験のレビューはこちら↓
【不二流の道場ってどんな所?】名駅道場を覗いてみよう!
【不二流の道場ってどんな所?】大阪の稽古場を覗いてみよう!
【稽古の様子】護身術・不二流の普段の稽古の様子をご紹介します
【あなたはなぜ不二流に?】道場体験に来られた方に理由を聞いてみました!
【あなたはなぜ不二流に?】道場体験に来られた方に理由を聞いてみました!パート2

【女性会員も増えています!】現在稽古をされている女性の会員様から感想をいただきました!

・受け身もとれず体を動かすことさえできなかったけど、今は受け身もできるし攻防ができるので、いつもワクワクしています。鍛錬の効果、成果を感じて、いつも楽しい!

・運動経験が無い方がほとんどですが、筋肉や骨格の動かし方から学べるので、体力、運動経験に関係なく稽古が可能だと思います。

・運動経験がある方、癖があるかたは力を抜くことから始めます。最初は難しいですが、少しずつ出来るようになりました。力を入れるからこそ力を抜けるので、まずは正しく力を入れることから始めました。

・鍛錬の大切さが分かりました!

・懇親会やLINEグループでも女性の方が積極的な印象です(笑)風通しのよいコミュニティで良かったです!

・大学卒業したばかりのYouTuberですが、良いコミュニティに出会えて良かったです。

・皆キャラが濃いので(笑)言いたいことが言える空間だと思います。気を遣わなくて良いのが嬉しいです。

興味を持たれた方は・・・

道場の見学や体験などのご相談はメール・LINEでも受け付けておりますので、まずはお気軽にお問合せいただければ幸いです!

お電話でのお問い合わせ → ☎ 052-880-4504
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皆様のお問い合わせをお待ちしております!

無料体験ご予約

まずは個々のご都合で結構です。ぜひ、一歩前に踏み出しましょう。
そして無料体験に来てください。私岩山が初めて感じた感動を味わっていただけることを
お約束します。無料体験後もご検討頂いてOKです。

体験練習・相談無料 不二流体術の特徴は「一歩前に出る」ことです