皆様こんにちは!今回のテーマは脚気(かっけ)です。
脚気といえば、栄養不足だった昔の病気というイメージをお持ちの方も多いかもしれませんが、実は飽食の現代においてもその予備軍が増えているといいます。
この記事では、脚気とはどのような病気か、現代で脚気予備軍が増える理由などについてお伝えできればと思います。
ぜひこの機会に、ご自身は脚気予備軍になっていないか、チェックしてみてください!
■「江戸病」と呼ばれた脚気とは?~歴史と症状の基礎知識~
■現代に増えている「脚気予備軍」
■脚気を防ぐには?~食生活と生活習慣から考える予防法~
■気づきにくい脚気のサインと対策のまとめ
■健康な身体をつくるには運動も大切!日本人の体に合ったトレーニングなら古武術がおすすめ
■【不二流 名古屋・大阪道場】まずは無料道場体験で体感してみてください!
■「江戸病」と呼ばれた脚気とは?~歴史と症状の基礎知識~
● 脚気とは何か?
脚気(かっけ)は、ビタミンB1(チアミン)の欠乏によって引き起こされる疾患です。ビタミンB1は糖質をエネルギーに変える代謝に不可欠な栄養素で、これが不足すると、神経や筋肉の機能に異常が起こります。
主な症状は以下のようなものです。
・手足のしびれや脱力感
・全身の倦怠感
・食欲不振
・動悸、息切れ
・下肢の浮腫(むくみ)
重症化すると、脳の障害、さらには心不全を引き起こし、死に至ることもあります。
● なぜ「江戸病」と呼ばれたのか?
脚気はかつて日本で「江戸病」と呼ばれていました。江戸時代、白米を主食とする裕福な武士や町人層に多発したためです。当時の玄米にはビタミンB1が含まれていましたが、精米して白米にするとそれが失われてしまいます。
とくに地方から江戸に出て来た人々が、白米中心の食生活に切り替えることで、脚気にかかる例が相次ぎました。江戸では体調が悪かったのに、また故郷に帰るとすっかり治ることから「江戸病」という通称が生まれたのです。
● 明治政府も悩んだ“国家的病”
明治時代に入っても脚気は深刻な社会問題で、海軍と陸軍で対策が分かれました。海軍では麦飯の導入により劇的な改善を示し、栄養学的な視点から脚気の本質に迫りました。一方、陸軍では細菌説に固執し、結果として多くの犠牲を出したことで知られています。
■現代に増えている「脚気予備軍」
食生活が豊かになり、サプリメントでも栄養を摂取できる現代では、脚気を発症する人は少なくなっています。もはや過去の病気だと考えている人がほとんどですが、実は現代の日本でも実は「脚気予備軍」は少なくありません。
とくに、偏った食生活をしていたり、ダイエット中の人々などがリスク群に入ります。
たとえば以下のようなライフスタイルは、現代の脚気リスクを高めています。
・朝食を抜く習慣がある
・コンビニ弁当やインスタント食品中心の食生活
・糖質(白米・パン・麺類)中心の食事で栄養バランスが偏る
・エナジードリンクや甘い清涼飲料水を頻繁に飲む
・極端な糖質制限ダイエット
これらの要因が重なった結果、脚気予備軍は「栄養失調」のイメージとはかけ離れた、外見上は健康そうな若者の間にも広がりつつあります。
「隠れた栄養失調」が原因となるのは、現代型脚気の象徴といえるでしょう。
■脚気を防ぐには?~食生活と生活習慣から考える予防法~
●脚気予防の鍵はビタミンB1
脚気を予防する第一の手段は、ビタミンB1を意識的に摂取することです。
ビタミンB1が多く含まれる食品には次のようなものがあります。
・豚肉(ヒレ、モモなど)
・うなぎ
・大豆製品(納豆、豆腐)
・全粒穀物
・玄米
・そば
・ごま・ナッツ類
これらを日常的に取り入れることで、B1の不足を防ぐことができます。
● B1は「水溶性ビタミン」、調理法に注意
ビタミンB1は水に溶けやすく、加熱にも弱いため、調理によって失われることが多い栄養素です。そのため、煮込みすぎないように注意したり、蒸す、焼く調理法を活用するのがおすすめです。
スープなど茹で汁も使った調理法もよいでしょう。
また、B1の吸収を助けるアリシン(ニンニクや玉ねぎに含まれる)を組み合わせると効果的です。たとえば「豚肉のニンニク炒め」などは理想的な組み合わせといえます。
また、アルコールもビタミンB₁を多く消費するので注意が必要です。日々の栄養に気を付けるだけでなく、お酒も飲みすぎないようにセーブしましょう。
■気づきにくい脚気のサインと対策のまとめ
● 「疲れやすい」はB1不足のサインかも
脚気の初期症状は非常にあいまいで、日常生活でも見逃されがちです。以下のような症状が複数思い当たる場合、ビタミンB1不足を疑ってみましょう。
・朝起きるのがつらい、倦怠感が続く
・食欲がない、胃もたれしやすい
・脚がむくむ、しびれる
・動悸や息切れがある
・イライラや集中力の低下を感じる
こうした状態が続く場合は、早めに内科や神経内科で相談することをおすすめします。血液検査でビタミンB1の濃度を測定することも可能です。
● サプリメントの活用も選択肢
生活が忙しく食事からの十分な栄養摂取が難しい人には、ビタミンB1サプリメントの活用も有効です。
ただし、サプリはあくまで「補助」。基本は食事からの摂取が重要であることを忘れてはいけません。
現代型脚気の増加は、栄養の偏りが可視化されにくい現代社会の課題を象徴しています。「食べているつもり」「健康そうに見える」状態でも、実は深刻な欠乏が起きていることがあるのです。
今一度、自分の食生活を見直してみましょう。コンビニや外食が中心でも、ちょっとした選択や工夫でビタミンB1の摂取量を増やすことが可能です。
脚気は決して過去の病気ではありません。現代人こそ、糖質中心の偏った食生活とビタミンB1不足に陥りやすくなっています。疲れやすい、脚がむくむ、気力が湧かない——それは体からのサインかもしれません。
日々の食事にビタミンB1を意識的に取り入れ、バランスの取れた栄養摂取を心がけることで、脚気だけでなくさまざまな生活習慣病の予防にもつながります。
「江戸病」の教訓を、今こそ私たちの生活に活かしましょう。
■健康な身体をつくるには運動も大切!日本人の体に合ったトレーニングなら古武術がおすすめ
ここまで、過去の病気と思われている脚気について、現代の私たちが気を付けるべきことをお伝えしてきました。
健康な身体をつくるには、食生活と合わせて、適度な運動も大切です。
そして、食生活にも日本人の身体に合った食生活があるように、実は身体の鍛え方、運動の仕方にも日本人に合った方法があります。
日本人の筋肉と欧米人の筋肉には大きな違いがあるのですが、一般的にトレーニングジムなどで行われている西洋式のウエイトトレーニングは、実は日本人のトレーニングには不向きなのです。
日本人が鍛えるべき筋肉は、ウエイトトレーニングで鍛えられるアウターマッスルではなく、内側にあるインナーマッスルです。
インナーマッスルによりしっかりと身体を支える筋肉を鍛え、さらに正しい姿勢・身体操作を身につけることが、日本人が本来の力を発揮するためには大切なのです。
古武術は日本に伝統的に伝わってきた護身のための武術で、合気道の元になったものでもあります。
古武術は文字通り、古来から格闘術として受け継がれてきたものであり、相手がどのような者であっても実戦で勝つために磨き上げられてきました。そのため、自分より体格の大きな相手にも対応できるよう、筋肉の大きさに頼った力まかせの強さではなく、人間の体の構造を上手く利用した、合理的な身体の使い方によって相手を制します。
このような古武術(護身術)を学ぶことで、西洋的な生活を送っている現代人の我々も、昔の日本人のように力を発揮できる正しい姿勢や、負担がかからない身体の使い方などを学ぶことができるのです。
力まかせに闘うものではない、という点で女性や子どもなど力の弱い人でも問題なく取り組むことができるのも古武術を学ぶ魅力の一つです。
古武術のイメージとして、一部の特殊な人がやっているような印象があるかもしれませんが、実際は普通の習い事としてたくさんの方が稽古に通われています。
そして、古武術の稽古にはたくさんのメリットがあります!
古武術のメリット① 護身術が学べる!
古武術は護身術のための武術です。襲われた時の対処など、自分の身を守るための技術を身に着けることができます。特に不二流体術では、基礎の身体づくりから始まり、年齢や性別に関係ない本当の強さを手に入れられるのが特徴です。
古武術のメリット② インナーマッスルが鍛えられる!
護身術の技を効果的に使うためには、鍛えられたインナーマッスルによって身体を支え、正しい身体操作を行う必要があります。なので、順を追って稽古に取り組んでいくことで、インナーマッスルも鍛えられます。
古武術のメリット③ 室内でできるので、雨も日焼けも心配なし!
稽古は空調のきいた屋内で行うので、季節や天候に左右されません!これからの季節に気になる日焼けも、まったく心配せずに運動することができます。
私たちの流派「不二流」の特徴は、正しく身体を使うための基礎的な身体づくりです。全くの初心者の方でも稽古をする中で、少しずつ無理なく取り組むことで護身術を実践するための身体を作ることが出来ますし、格闘技経験者の方にも本格的な古武術の身体操作を学び身に着けられると好評です。
※不二流についてはこちらの記事で詳しく説明しています→【護身術が習える!】「不二流(ふじりゅう)」について知ろう!
■【不二流 名古屋・大阪道場】まずは無料道場体験で体感してみてください!
現在、私たちは名古屋と大阪で稽古を行っていますが、お子様からご年配の方まで、皆さん自分のペースで楽しみながら稽古をされています!
最近では女性の方もたくさん稽古に通われています。
私たちの道場では、希望する方には今回ご紹介したような食事についてのアドバイスも行っております。
日本人本来の身体づくりをしたい、日本人本来の身体操作を身に付けたい、本物を学びたいと考える方は、ぜひ一度私たちの稽古場に体験に来てみてください。
今まで見学に来られた方の中には、古武術を実践する体験の中で、身体の感覚が変わったと感動される方も多くいらっしゃいました。
百聞は一見にしかず。私たちは随時、無料体験を受け付けているので、「ちょっと興味がある」「実際に体感してみたい」という方はまずは見学・体験でにお越しいただければと思います。
現役会員の皆さんも入門のきっかけは様々ですが、「古武道の身体操作に興味がある」「護身術を学びたい!」という同じ目標に向かって稽古に励んでいるので、稽古は真剣に取り組みながら、普段は和気あいあいとした雰囲気で、会員同士の交流も楽しんでいます。
道場や稽古場の様子・体験のレビューはこちら↓
【不二流体術の道場ってどんな所?】名駅道場を覗いてみよう!
【不二流体術の道場ってどんな所?】大阪の稽古場を覗いてみよう!
【稽古の様子】護身術・不二流体術の普段の稽古の様子をご紹介します
【あなたはなぜ不二流体術に?】道場体験に来られた方に理由を聞いてみました!
【あなたはなぜ不二流体術に?】道場体験に来られた方に理由を聞いてみました!パート2
【女性会員も増えています!】現在稽古をされている女性の会員様から感想をいただきました!
・受け身もとれず体を動かすことさえできなかったけど、今は受け身もできるし攻防ができるので、いつもワクワクしています。鍛錬の効果、成果を感じて、いつも楽しい!
・運動経験が無い方がほとんどですが、筋肉や骨格の動かし方から学べるので、体力、運動経験に関係なく稽古が可能だと思います。
・運動経験がある方、癖があるかたは力を抜くことから始めます。最初は難しいですが、少しずつ出来るようになりました。力を入れるからこそ力を抜けるので、まずは正しく力を入れることから始めました。
・鍛錬の大切さが分かりました!
・懇親会やLINEグループでも女性の方が積極的な印象です(笑)風通しのよいコミュニティで良かったです!
・大学卒業したばかりのYouTuberですが、良いコミュニティに出会えて良かったです。
・皆キャラが濃いので(笑)言いたいことが言える空間だと思います。気を遣わなくて良いのが嬉しいです。
興味を持たれた方は・・・
道場の見学や体験などのご相談はメール・LINEでも受け付けておりますので、まずはお気軽にお問合せいただければ幸いです!
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