
皆様こんにちは!ところで、日常生活や仕事の中で、「もっと力を抜いてやってみて」と言われることはありませんか。
一見簡単そうに思えるこの言葉ですが、実際に力を抜くのは容易ではありません。
特に始めたばかりの事や、慣れないことをする場合には、緊張や焦りが重なるほど、身体は硬直し、思うように動けなくなってしまいます。肩の力が入りすぎて声が震えたり、手がこわばったりする経験は、多くの人が一度は味わったことがあるでしょう。
しかし、力を抜くことは決して「気楽にやる」「手を抜いていい」という意味ではありません。
特に古武術や合気道の世界では、「脱力の強さ」が技術の根幹として受け継がれています。達人はあたかも力を使っていないかのように相手を制し、柔らかくも圧倒的な安定感を示しますが、これは、力の使い方を完全にコントロールできるようになった結果、脱力が可能になった状態といえます。
本記事では、古武術だけでなく、日常のどのような場面においても共通する「全力を経験するからこそ、力を抜けるようになる」というテーマについて考えてみます。
■目次
■「力を抜け」と言われても抜けない理由
■全力でやらないと、「抜くポイント」は見えてこない
■「力を抜く」とは、どういう状態なのか?
■合気道の達人が示す「脱力の強さ」
■脱力を学ぶなら、護身術がおすすめ
■【大阪・名古屋】まずは無料道場体験で実際に身体の変化を体感してください!
■「力を抜け」と言われても抜けない理由

仕事や人間関係、スポーツなど、さまざまな場面で「もっと力を抜いて」と言われることがあります。しかし、多くの人はその言葉を聞いた瞬間、かえって身体が硬直し、力が入ってしまいます。これにはどういった理由があるのでしょうか?
緊張による力み
人間の身体や心は、「うまくやろう」とするほど防衛的になります。緊張しながら発表をする時、「失敗してはいけない」と思えば思うほど、声が震えたり手がこわばったりすることがあります。これは、身体が危険を察知し、無意識に防御の態勢を取っている状態です。
頑張ろうとする気持ち
どのような分野であっても、初めて取り組むことに対して、頑張ろう!と思うが故に無駄に力が入ってしまうことがあります。また慣れないためにどの程度の力を入れれば良いのか、力加減が分からず、がむしゃらに力を入れて頑張ってしまう、という経験をしたことがある人も多いのではないでしょうか。
経験を積まなければ脱力できない
力を抜くといっても、ただ脱力すればよいわけではありません。何事にも程よい力の抜き加減というものがあります。
「適切に力を抜けない」ことは、まだ十分に慣れていない、技能がしっかりと身に付いていない状態といえます。経験を積んでいくことで、力の抜き具合の感覚がつかめ、程よい脱力感をもって自然に対応できるようになるといえます。
■全力でやらないと、「抜くポイント」は見えてこない

それでは、上手く力を抜くためにはどうすれば良いのでしょうか?力を抜けるようになるためのプロセスについて考えてみましょう。
最初から自然体ではできない
上手く「力を抜ける人」は、過去に全力を尽くしてきた人が多いといえます。何もせずに自然体でいられる人はほとんどいません。最初は全力で取り組み、力みながら試行錯誤を繰り返すうちに、自分なりの力を抜けるポイントを見いだす必要があります。
経験によって力の使い方を理解する
音楽やスポーツでも、習いたての最初のうちは力任せに楽器を鳴らしたり、歌ったり、動いてみたりしますよね。ですが、経験を重ねるうちに不要な力と必要な力を区別できるようになります。この経験があって初めて、力を抜く感覚が身につきます。
どんな分野でも、上級者が細かいテクニックを使いこなせるのは、練習の積み重ねによる技術の習得はもちろん、無駄な力が抜けているから、ともいえます。
日常生活にも通じる全力経験の意味
仕事や人間関係でも同じです。全力で取り組んだ経験があるからこそ、「この部分は肩の力を抜いても大丈夫」という感覚を得られます。
まずは、「当たって砕けろ」の精神が大切ではないかと思います。全力で取り組んで失敗もたくさんするでしょう。ですが、その経験を越えてこそ、適度な力の抜き具合を体得することができるといえます。
力を抜くことは、単なるリラックスではなく、ひとつのスキルであり、成熟した知恵なのです。
■「力を抜く」とは、どういう状態なのか?

思い通りにならない壁を経験する
全力で取り組んだ人が直面するのは、「思い通りにしようとすると、かえってうまくいかない」という事実です。この壁を乗り越えるためには、力の使い方を完全にコントロールできる状態を身体で理解することが必要となります。
脱力の本質はコントロールの完成状態
脱力とは、単に筋肉を緩めることではなく、ある意味では完全に力をコントロールできている状態ともいえるのではないでしょうか。
意識的にコントロールしているうちは本質的に脱力できていないように思います。
むしろ何も意識せずとも自然にその状態になる、たとえコントロールを意図的に手放したとしても、身体や動作は思い通りに反応する、といった状態が脱力した状態の極致といえそうです。脱力とは、力を抜くのではなく、むしろ力を自在に使いこなせる状態ではないかと考えます。
日常生活や芸術での応用
スポーツやプレゼンテーション、音楽や絵画でも同様です。脱力した状態とは、思い通りに動くための力のコントロールが完全に身についており、状況に応じて自然に対応できる状態を意味します。結果にとらわれず、身体が自律的に反応することで、動きや表現はよりスムーズに、信頼感のあるものになります。
世の中で、いわゆる「達人」や「名人」と呼ばれるような人は、単に技芸に優れるというのみならず、このような状態まで到達した人々なのではないかとも思えます。
身の回りでも、例えば職場で、どんなに忙しくても涼しい顔で仕事をさばいていく人なども、この極地に到達しているのかもしれませんね。
■合気道の達人が示す「脱力の強さ」

達人の脱力は力を使っていないように見える
さて、脱力といえば合気道の達人を忘れることはできません。
合気道や古武術の達人は、力を使っていないように見えながら、相手を自然に崩すことができます。その動きは静かで流れるようでありながら、隙がありません。
まさに脱力のプロといえます。
最初は力任せの動きから始まる
そもそも初心者が合気道や古武術を習ったばかりの頃、相手を倒そうと力任せに技をかけようとするけれども、全然相手が倒れない・・・ということはよくあります。
力任せに技をかけると、身体の使い方がバラバラになり、力がなくても相手を制することが出来るという本質的な効果を発揮することができないからです。
合気道や古武術の技を習得しようとすると、何年も稽古を重ねる中で、力を抜くことの意味を身体で理解していく必要があるのです。
ですが、最初の力任せが決してダメだという訳ではありません。
力任せで向かって行っては上手くいかないということを何度も経験し、それを経て、どう脱力すればよいか、効率的な身体操作を学んでいくことで、合気の本質を掴んで上達していくことができるのです。
脱力とは全身に力を通すことでもある
合気道の達人の脱力は単なる緩めではなく、全身に力が通った状態ともいえます。不要な力を抜くことで必要な力が全身を流れ、自然にどの方向にも動けるようになります。 まさに究極に隙が無い状態です。
全力で取り組むことと、力を抜くことは対立しません。全力を尽くした人だけが、力を抜いてもうまくいく状態を体験できます。これは、努力の先にある自然体の境地です。
合気道の達人が示すように、真の強さは「力を出すこと」ではなく「力を制御すること」にあります。全力経験の後にこそ、脱力によるしなやかな強さを手に入れられるといえます。
■脱力を学ぶなら、護身術がおすすめ

ここまでご紹介した脱力について、身体感覚で身に付けるのなら、古武術の護身術がおすすめです。
護身術、と一口に言っても様々な武術がありますが、その中でも私たちの流派、不二流は古武術の流れを汲んだ流派で、身体づくりや身体操作に重きを置いて稽古をしています。
そして、本当の強さを手に入れられる、ということで他の格闘技経験者からも「年齢に関わらず強くなれる」実戦的な古武術ということでお墨付きをいただいています。
(当道場の師範・岩山もキックボクシングなど他の格闘技を経験した後、真の強さを求めて不二流に転向しました)
※不二流についてはこちらの記事で詳しく説明しています→【護身術が習える!】「不二流(ふじりゅう)」について知ろう!
不二流では、通常のウエイトトレーニングによる筋トレとは異なる、日本人の身体で最大限の力を発揮するための身体づくりメソッドのような稽古法があり、稽古を進めていくことで無理なく正しい古武術の身体操作を学び、実戦で護身術を使える身体を作っていくことができます。
そのため、男性に比べて筋力で劣ってしまう女性や子ども、力が落ちてきた高齢の方でも、無理なく強さを手に入れることができるのです。
このように書いていると、「凄く厳しい道場かも…」と尻込みされる方もいらっしゃるかもしれませんが・・・(笑)
実際の道場の雰囲気は和気あいあいとした感じで、最近では女性や子どもたちもたくさん稽古に通われています。初心者の方もご安心ください!
運動が苦手な方、武道の経験がない方でも段階に合わせて無理なく稽古を進めていくので、着実に護身術を身に着けることが出来ます!
なかなか、言葉で説明するのも難しいので、ぜひ大阪、名古屋近辺にお住まいの方は、実際に体験にお越しいただき体感して頂ければと思います(^^)
また、古武術のイメージとして、一部の特殊な人がやっているような印象があるかもしれませんが、実際は普通の習い事として老若男女問わずたくさんの方が稽古に通われています。そして、古武術の稽古にはたくさんのメリットがあります!
古武術のメリット① 護身術が学べる!
古武術は護身術のための武術です。襲われた時の対処など、自分の身を守るための技術を身に着けることができます。特に不二流では、基礎の身体づくりから始まり、年齢や性別に関係ない本当の強さを手に入れられるのが特徴です。
古武術のメリット② インナーマッスルが鍛えられる!
護身術の技を効果的に使うためには、鍛えられたインナーマッスルによって身体を支え、正しい身体操作を行う必要があります。なので、順を追って稽古に取り組んでいくことで、インナーマッスルも鍛えられます。
古武術のメリット③ 室内でできるので、雨も日焼けも心配なし!
稽古は空調のきいた屋内で行うので、季節や天候に左右されません!これからの季節に気になる日焼けも、まったく心配せずに運動することができます。
もしこの記事を読んで護身術に興味を持たれた方は、ぜひ不二流を学んでみてはいかがでしょうか?
現在、私たちは名古屋と大阪で稽古を行っていますが、お子様からご年配の方まで、皆さん自分のペースで楽しみながら稽古をされています!
どんな雰囲気なのかは、過去のブログで道場・稽古場の様子をご紹介しているので、コチラをご覧ください↓
【不二流の道場ってどんな所?】名駅道場を覗いてみよう!
【稽古の様子】護身術・不二流の普段の稽古の様子をご紹介します
■【大阪・名古屋】まずは無料道場体験で実際に身体の変化を体感してください!

現在、私たちは名古屋と大阪で稽古を行っていますが、お子様からご年配の方まで、皆さん自分のペースで楽しみながら稽古をされています!
最近では女性の方もたくさん稽古に通われています。
いざという時のために護身術を身に付けたい、と考える方は、ぜひ一度私たちの稽古場に体験に来てみてください。随時、無料体験を受け付けているので、「ちょっと興味があるけど、どんな所か不安・・・」という方はまずは見学・体験で雰囲気を感じて頂ければと思います。
現役会員の皆さんも入門のきっかけは様々ですが、「古武道の身体操作に興味がある」「護身術を学びたい!」という同じ目標に向かって稽古に励んでいるので、稽古は真剣に取り組みながら、普段は和気あいあいとした雰囲気で、会員同士の交流も楽しんでいます。
道場や稽古場の様子・体験のレビューはこちら↓
【不二流の道場ってどんな所?】名駅道場を覗いてみよう!
【不二流の道場ってどんな所?】大阪の稽古場を覗いてみよう!
【稽古の様子】護身術・不二流の普段の稽古の様子をご紹介します
【あなたはなぜ不二流に?】道場体験に来られた方に理由を聞いてみました!
【あなたはなぜ不二流に?】道場体験に来られた方に理由を聞いてみました!パート2
【女性会員も増えています!】現在稽古をされている女性の会員様から感想をいただきました!
・受け身もとれず体を動かすことさえできなかったけど、今は受け身もできるし攻防ができるので、いつもワクワクしています。鍛錬の効果、成果を感じて、いつも楽しい!
・運動経験が無い方がほとんどですが、筋肉や骨格の動かし方から学べるので、体力、運動経験に関係なく稽古が可能だと思います。
・運動経験がある方、癖があるかたは力を抜くことから始めます。最初は難しいですが、少しずつ出来るようになりました。力を入れるからこそ力を抜けるので、まずは正しく力を入れることから始めました。
・鍛錬の大切さが分かりました!
・懇親会やLINEグループでも女性の方が積極的な印象です(笑)風通しのよいコミュニティで良かったです!
・大学卒業したばかりのYouTuberですが、良いコミュニティに出会えて良かったです。
・皆キャラが濃いので(笑)言いたいことが言える空間だと思います。気を遣わなくて良いのが嬉しいです。
興味を持たれた方は・・・
道場の見学や体験などのご相談はメール・LINEでも受け付けておりますので、まずはお気軽にお問合せいただければ幸いです!
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