寺子屋に学ぶ現代の子どもの教育


皆様こんにちは!今回は寺子屋の教育がテーマです。
江戸時代に存在した寺子屋は、子どもたちに読み書きや算術を教えるだけでなく、個性を尊重し、実践的な知識やスキルを身につけさせる教育機関でした。
この記事では、寺子屋の教育法から学び、現代の子どもの教育にどのように活かせるかを探ってみたいと思います。

■目次

■寺子屋とは?
■寺子屋で行われた教育
■現代の教育が寺子屋に学ぶべき点
■昔ながらの教育を経験させるなら武道の習い事がおススメ!
■【大阪・名古屋】護身術の無料道場体験やっています。

■寺子屋とは?


寺子屋は中世に行われていた寺院での学問指南に端を発するといわれており、江戸時代を通して庶民の子どもたちに基礎的な学問を教える学びの場として定着し、幕末には全国で約16000軒もの寺子屋が開かれていたそうです。
私的教育機関である寺子屋は、入学時期や就学年齢、進級・卒業など一定した決まりはなく、フリースクールのような環境で子どもたちは教育を受けていました。浮世絵に描かれた寺子屋の様子を見ると、友人と遊んだり、年上の子が下の子に教えたり、と自由な雰囲気で学習していたことが伺えます。
一般的に寺社や個人の家で開かれ、地域に密着した教育を行っていた寺子屋では、町人や武士、医者、僧侶、神官など地域によって様々な身分の人が本業の傍ら、手習いの師匠を務めており、中には女性の師匠もいました。子どもが多い都市部以外では、商売としてではなくボランティアに近い状態で子どもたちを教えるケースも多くありましたが、「お師匠様」として地域社会から感謝され、尊敬を集めていました。
また「筆子」と呼ばれた生徒と手習い師匠は師弟関係であり、その絆は生涯にわたって続き、師匠が亡くなった際には教え子たちが資金を出し合って「筆子塚」を建てたほどです。
では、江戸時代に寺子屋で行われた教育はどのようなものだったのでしょうか。

■寺子屋で行われた教育


寺子屋は先ほども述べたとおり、画一的なカリキュラムがあるわけではないので、生徒によって学習する内容は異なるのですが、一般的に次のようなことが教えられていました。

・読み書き

子どもたちは『いろは』や『千字文』などを通して、かなや漢字の読み方、習字を学びました。

・そろばん

そろばんは当時の商人には必須のスキルであり、特に都市部では積極的に教えられ、基本的な足し算・引き算はほとんどの子どもが学びました。職業によってさらに高度な計算の習得が必要な場合は、算学塾と呼ばれる専門の塾に通うこともありました。反対に農村部では計算を学ばない人も多くいました。

・実学

江戸時代には『往来物』と呼ばれる分野別の教科書が数多くあり、その種類は7000にも及ぶといわれます。「往来」というのは、もともと往復の手紙の文章の手本として学ぶための教材でしたが、江戸時代以降には目的別に、商売往来、百姓往来、問屋往来といった職業に関するものや、地理、歴史、礼儀・マナーに関するものなど様々なバリエーションが出版されるようになりました。
子どもたちは、家業などに合わせて、それぞれの立場で将来自分に必要となる専門知識を学びました。

・礼儀や道徳

寺子屋に通う子どもたちは、勉強だけでなく礼儀作法や道徳も学びました。教室での礼儀作法、師匠や親への礼節、日常生活の心得、来客時の接遇、仲間との関わり方、など人として一人前になるための躾も大切にされました。
『論語』をはじめ「四書」の素読もよく行われ、子どもたちは音読によってこれらの内容を自然に覚えることで、教養や道徳を身に付けていきました。

ちなみに、1850年頃の江戸での就学率は70~85%、成人男性の識字率は70%以上あったといわれており、同時代の諸外国と比べるとかなり高い教育水準であったことが伺えます。
そして、特権階級のみならず庶民にまで行き届いた教育は、その後の明治維新で日本の近代化がスムーズに進んだ要因とも考えられています。

■現代の教育が寺子屋に学ぶべき点


現代の学校教育のスタイルとは大きくことなる寺子屋ですが、私たちがここから学ぶべき点が多くあるといえそうです。

1. 個別指導と成長に寄り添う教育

寺子屋では、先生が生徒一人ひとりの理解度や学力に応じた指導を行っていました。集団で画一的に授業を進めるのではなく、子どものペースに合わせた教育を行うことで、理解が遅れることなく、無理なく成長をサポートしていたのです。
現代の教育でも、特に幼少期においては、個別指導が効果的だとされています。個々のニーズに応じた学習プランを作成し、興味や得意分野に焦点を当てることで、子どもの学びがより深まり、やる気も引き出せます。

2. コミュニティに根ざした教育

寺子屋は、地域の一部として機能し、子どもたちはコミュニティの中で育まれました。地域の大人たちも教育に関与し、学びと実生活が密接に結びついていたのです。これは、子どもたちに社会性や人とのつながりの大切さを教える、非常に重要な教育の側面です。
ご近所との繋がりが薄くなっている現代では、地域との連携を深め、体験学習や地域活動を通じて学ぶ機会を増やすことが、社会に出てからの適応力を育む助けとなるでしょう。

3. 実生活に役立つ実践的な教育

寺子屋で教えられていたのは、単なる学問だけではありません。農家の子どもには農業に必要な知識を、商人の子どもには商売の基礎を教え、それぞれの生活や将来の仕事に直結する実践的な内容が重視されていました。
これは、現代でも有効な教育の視点です。学歴重視のこれまでの教育から少しずつ変わり始めている今、大学進学のための勉強に固執せず、その子の個性に合わせてプログラミングやデザインなど、将来の職業に役立つスキルを学ばせることも大切といえそうです。

4. 倫理・道徳教育と礼儀作法

寺子屋では、単なる学問以外にも、道徳や礼儀作法の教育が非常に重視されていました。これは、子どもたちが社会に出てからの人間関係やマナーを学ぶための重要な要素です。
現代社会においても、知識だけでなく、共感力やコミュニケーション能力、他者を尊重する姿勢を育むことが求められています。これらのスキルは、どんな職業においても必要とされるため、早い段階から意識して教育に組み込むことが大切です。

寺子屋の教育のすべてが現代の教育に勝っていたという訳ではありませんが、現代の私たちが寺子屋から学ぶことは多いといえます。
多様性が声高に叫ばれる現代だからこそ、寺子屋の教育における考え方を取り入れることで、子どもたちがより自信を持ち、自らの未来を切り拓く力を身につけることができるのではないでしょうか。

■昔ながらの大切なことを学ぶなら武道の習い事がおススメ!


さて、ここまで寺子屋の教育から学ぶべきことについて書いてきましたが、その中でも道徳や礼儀について、現代社会でしっかりと学ぶ機会は少ないのではないかなと感じます。

ですが、昔ながらの道徳や礼儀は全ての根幹になるので、何よりも一番大切です。

そこで、寺子屋のように自然と道徳や礼儀を学んで身に付けてほしい、とお考えの方に、ぜひおススメしたいのが武道の習い事です。武道は礼儀を大切にする習い事、ということは一般的に知られているかと思います。
道場ではまさに、これらの道徳や礼儀を実際に行い、身に付けることができます。

不二流の古武術・護身術を教えている私たちの道場では、この道徳や礼儀の教育として「挨拶」「返事」「後始末」を実践する「しつけの三原則」を大切にしており、特に子どもたちのクラスではしっかりと身に付けてもらえるように指導しています。

家だとなかなか出来ない子でも、道場に来れば周りのみんなは「挨拶」「返事」「後始末」をやっていますし、毎回道場に来るたびに繰り返しやるので、そのうち日常生活でも自然に出来るようになっていきます。

また柔道や空手といった武道でも、「しつけの三原則」は身に付くと思いますが、とくに古武術・護身術をおススメしたい理由としてケガをしにくいという点があります。

古武術は日本に伝統的に伝わってきた護身のための武術で、合気道の元になったものでもあります。
特徴としては、人間の体の構造を上手く利用し、身体の使い方によって相手を制するため、正しい姿勢や、負担がかからない身体の使い方などを学ぶことができ、稽古や試合で実際に組み合ったり、直接戦うことをしないので身体の小さな子や女の子でも安心です。

護身術は力まかせに積極的に闘うものではないので、安全性の面でも子どもの習い事として適していると考えます。

古武術のイメージとして、一部の特殊な人がやっているような印象があるかもしれませんが、実際は普通の習い事としてたくさんの方が稽古に通われています。
古武術のメリットをまとめると・・・

古武術のメリット① 護身術が学べる!
古武術は護身術のための武術です。襲われた時の対処など、自分の身を守るための技術を身に着けることができます。特に不二流では、基礎の身体づくりから始まり、年齢や性別に関係ない本当の強さを手に入れられるのが特徴です。

古武術のメリット② 身体を動かして体力づくり、姿勢もよくなる!
護身術の特徴として、技を効果的に使うためにインナーマッスルで身体を支え、正しい身体操作を行う必要があります。なので、順を追って稽古に取り組んでいくことで、自然と筋力も鍛えられて体力がつくと同時に、体幹を支えられるようになり、姿勢もよくなります。

古武術のメリット③ 礼儀作法が学べる
武道は礼に始まり礼に終わります。道場では、護身術だけでなく礼儀作法も学ぶことができます。私たちの道場では昔の修身で教えられていた「あいさつ・返事・後始末」の3つを大切に、子どもたちに指導しています。

※不二流についてはこちらの記事で詳しく説明しています→【護身術が習える!】「不二流(ふじりゅう)」について知ろう!

■【大阪・名古屋】無料道場体験やっています。

現在、私たちは名古屋と大阪で稽古を行っていますが、お子様からご年配の方まで、皆さん自分のペースで楽しみながら稽古をされています!
最近では女性の方もたくさん稽古に通われています。

「子供に武道を習わせてあげたいけどどんなところか不安」、と考える方は、ぜひ一度私たちの稽古場に体験に来てみてください。随時、無料体験を受け付けているので、まずは見学・体験で雰囲気を感じて頂ければと思います。

現役会員の皆さんも入門のきっかけは様々ですが、稽古は真剣に取り組みながら普段は和気あいあいとした雰囲気で、会員同士の交流も楽しんでいます。

名古屋、大阪にお住まいでお子様の習い事に悩まれている方、ぜひ私たちの道場に来てみてはいかがでしょうか。

道場や稽古場の様子・体験のレビューはこちら↓
【不二流の道場ってどんな所?】名駅道場を覗いてみよう!
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【稽古の様子】護身術・不二流の普段の稽古の様子をご紹介します
【あなたはなぜ不二流に?】道場体験に来られた方に理由を聞いてみました!
【あなたはなぜ不二流に?】道場体験に来られた方に理由を聞いてみました!パート2

【女性会員も増えています!】現在稽古をされている女性の会員様から感想をいただきました!

・受け身もとれず体を動かすことさえできなかったけど、今は受け身もできるし攻防ができるので、いつもワクワクしています。鍛錬の効果、成果を感じて、いつも楽しい!

・運動経験が無い方がほとんどですが、筋肉や骨格の動かし方から学べるので、体力、運動経験に関係なく稽古が可能だと思います。

・運動経験がある方、癖があるかたは力を抜くことから始めます。最初は難しいですが、少しずつ出来るようになりました。力を入れるからこそ力を抜けるので、まずは正しく力を入れることから始めました。

・鍛錬の大切さが分かりました!

・懇親会やLINEグループでも女性の方が積極的な印象です(笑)風通しのよいコミュニティで良かったです!

・大学卒業したばかりのYouTuberですが、良いコミュニティに出会えて良かったです。

・皆キャラが濃いので(笑)言いたいことが言える空間だと思います。気を遣わなくて良いのが嬉しいです。

興味を持たれた方は・・・

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まずは個々のご都合で結構です。ぜひ、一歩前に踏み出しましょう。
そして無料体験に来てください。私岩山が初めて感じた感動を味わっていただけることを
お約束します。無料体験後もご検討頂いてOKです。

体験練習・相談無料 不二流体術の特徴は「一歩前に出る」ことです