
皆様こんにちは!「昔の日本人は、米と味噌汁、漬物が中心の食生活だった」
そんなイメージを持つ人は多いでしょう。
現代の感覚でいえば、炭水化物が多く、タンパク質が不足しそうな食事です。
にもかかわらず、古写真や記録を見ると、江戸時代や明治初期の日本人男性は、驚くほど引き締まり、筋肉質な身体をしていたことがわかります。
なぜ、肉をほとんど食べず、プロテインもない時代に、彼らはあれほど“強い身体”を持っていたのでしょうか。
本記事では、食事・生活・労働・身体観という4つの視点から、昔の日本人男性の身体の謎について考えてみます。
■「米ばかり食べていた」は本当か?昔の日本人の食生活を再検証する

「昔の日本人は米中心の食事だった」という話はよく耳にしますが、ではどれくらい食べていたのか、実際の数字と栄養のバランスを見てみましょう。
大量の米を食べる食生活
江戸時代には成人男性が1日に5合(約750gの生米=炊いたら約1.3kg以上)前後の米を消費していたといわれています。なお、現代の日本人は米の消費量が減少しており、平均1日約140~180g程度だそうなので、はるかに多い量です。
肉や魚、野菜のおかずが豊富にある現代の食事スタイルとは異なり、江戸時代の食事は一汁一菜もしくは二菜で、基本はご飯・漬物・汁の3点でした。そのため、当時は少しのおかずで大量の米を摂取するスタイルが一般的でした。
少し時代は下りますが、明治生まれの詩人・宮沢賢治の書いた『雨ニモマケズ』には、慎ましい暮らしの表現として1日に「玄米四合」という表現が出てきますし、明治6年の徴兵令では、兵士に米6合を割り当てていました。
これらのことからも、かつての日本人がいかに多くの米を食べていたかがうかがい知れます。
米ばかり食べて栄養不足にならない?
満足なおかずもなく、お米だけを食べていたら栄養が取れないのでは?と考えてしまいますが、現代の私たちの「ご飯=白米」というイメージとは異なり、実際のところ江戸時代以前、多くの庶民が口にしていたのは、玄米ご飯や、雑穀など米以外のものを混ぜた“かて飯”が一般的でした。
精白された白米が日常的に食べられるようになったのは、江戸中期以降、しかも主に都市部に限られていました。
地方や農村では、雑穀入りのご飯が当たり前で、結果的にビタミン・ミネラル・食物繊維をしっかり摂取していたのです。
そのため、地方から江戸に行った人が白米食に変わることでビタミンB1が不足から脚気にかかることが多々あり、脚気は「江戸患い」とも呼ばれました。
植物性タンパク質は意外と豊富だった
江戸時代は肉を食べる習慣もなく、食卓に上がるおかずも少ない中で、味噌、豆腐、納豆といった植物性タンパク質豊富な大豆食品は、よく食べられていました。
一見、タンパク質が不足しそうにも思えますが、1日5合も食べる米からは約50gのタンパク質が摂取でき、大豆製品のタンパク質と合わせて、アミノ酸スコアを補い合う相乗効果があるため、動物性タンパク質が少ない中でも筋肉を作るために必要なタンパク質がうまく確保されていました。
また、魚介類も重要なタンパク源ではありますが、庶民にとってはハレの日のご馳走であり、裕福な家庭でも食卓に上がる頻度はそれほど高くなかったようです。
現代人との決定的な違い
現代人は、タンパク質量こそ十分に摂取しているものの、脂質や糖質過多の食事に偏りがちです。
一方、昔の日本人は、量は多くなくても、必要な栄養を過不足なく、自然な形で摂っていたといえそうです。
特に脂質に関しての事情は現代と大きく異なります。
江戸時代には動物性の食品も取らず、料理も煮炊きするものが中心だったことで、油の摂取が少ない食生活でした。このような低脂肪食が、江戸時代の人々の引き締まった身体を作っていたのかもしれません。
■筋トレなしで鍛えられた?日常生活そのものがトレーニングだった理由

歩く距離が、現代とは桁違い
江戸時代の人々は、とにかく歩いていました。通勤、買い物、旅、など、日常のほぼすべてが徒歩です。一日に10km以上歩くことも珍しくなく、しかも舗装されていない道を、草履や下駄で歩いていたのです。
家事・労働が全身運動だった
現代のように便利な機械がない時代において、農作業、漁業、大工仕事、荷運び、水汲みなど日常の労働は、当然ですが全て人力で行われていました。
そして、これらの動きは現代でいえば機能的トレーニングの連続ともいえます。
特定の筋肉だけを追い込むのではなく、「身体全体を連動させて力を出す」動きが日常に組み込まれていました。
特に重要なのは、腰と腹、いわゆる“肚(はら)”を中心に身体を使う文化があったことです。重い物を持ち上げるときも、腕力ではなく、体幹と下半身を使うのが当たり前でした。
座る文化が生んだ下半身の強さ
正座やあぐら、しゃがむ姿勢が多かったことも見逃せません。これらの姿勢は、股関節・膝・足首を深く使い、下半身の柔軟性と筋力を同時に養います。
現代人が苦手とする「深くしゃがむ」動作が、昔の日本人には日常動作として根付いていました。
■筋肉のつき方が違う?日本人特有の“しなやかな身体”

見せる筋肉より、使える筋肉
昔の日本人男性の身体は、ボディビルダーのような誇張された筋肉ではありません。しかし、動くために必要な筋肉が、無駄なく、均等についていました。
この違いは、筋肉の“質”にあります。瞬間的な力や持久力、方向転換への対応力など、実生活で使われる能力が重視されていたのです。
姿勢と呼吸が身体を変える
胸を張りすぎず、腰を反らしすぎない、自然で安定した姿勢。腹圧を使った呼吸。これらが日常的に行われていたことも、筋肉の発達に大きく関わっています。
正しい姿勢と呼吸は、筋肉に無理な負荷をかけず、効率よく力を伝えるための土台となります。
武道に見られる身体感覚
日本の伝統的な武術や武道では、筋力よりも重心操作や呼吸、間合いが重視されます。力を抜き、相手の動きに合わせて身体を使うことで、最小限の力で最大の効果を生み出します。
この身体の使い方は、江戸時代以前の日本人が培ってきた身体操作を受け継いでおり、現代でもその感覚が生きています。
インナーマッスルを中心に鍛え上げ、結果として“太くはないが、強い身体”を作り上げることができるのが、日本人の伝統的な身体操作の特徴です。
■現代人が学ぶべき、昔の日本人の身体づくりの本質

栄養を「足す」より、身体の使い方を見直す
現代では「筋肉をつける=プロテインを飲む、サプリメントを摂る、ジムに通う」という考え方がごく当たり前になっています。栄養を“足す”こと、負荷を“かける”ことが、身体づくりの中心に据えられているのです。
しかし、昔の日本人の身体づくりを振り返ってみると、その発想は必ずしも本質ではなかったことが見えてきます。
そもそも、昔の日本人は今よりもはるかに質素な食生活を送っていました。現代のように高タンパク・高カロリーな食事が常に手に入る環境ではありません。
それにもかかわらず、農作業や職人仕事など、それぞれの日常生活の動きの中で、無駄のない引き締まった身体を保っていました。
ここで注目したいのが、日本人と西洋人の「筋肉の質」の違いです。
一般的に、日本人の筋肉は西洋人に比べて大きく肥大しにくく、持久力やしなやかさに優れたタイプだといわれています。瞬発的なパワーで筋肉を膨らませるよりも、長時間身体を使い続けることに適した構造を持っているのです。
そのため、日本人が理想的な身体をつくるためには、西洋式の筋肥大モデルをそのまま真似するよりも、日本人の身体特性に合った方法を選ぶことが重要になります。
昔の日本人から私たちが学べることは、栄養をどれだけ摂るかではなく、「身体をどう使うか」「日常の動作の中で、いかに無駄なく力を伝えるか」という点だと思います。
歩く、立つ、座る、物を運ぶ――そうした何気ない動作の積み重ねの中で、体幹や下半身、深層の筋肉が自然と鍛えられていく。特別なトレーニングをしなくても、身体の使い方そのものが“鍛錬”になっていたのです。
もちろん、栄養やトレーニングを否定するわけではありません。
ですが、「何を足すか」よりも先に、「今の自分は身体を正しく使えているか」「本来使うべき筋肉を眠らせていないか」を見直すこと。そこにこそ、日本人の身体づくりの本質があるのではないでしょうか。
■日本人に合った身体づくりなら、古武術がおすすめ!

さて、ここまで昔の日本人男性の身体づくりについてお伝えしてきましたが、西洋式のウエイトトレーニングではなく、日本人に合った、日本人本来の身体づくりがしたい、という方には古武術の稽古をお勧めしたいと思います。
最近では「ナンバ歩き」や「江戸走り」など日本人の身体操作に注目が集まっていますが、インターネット上には本当に有益な情報に紛れて、陰謀論のような真偽の疑わしい情報も大量に流れています。
そして、具体的にどのように身体を使えばよいのか?正しい方法はどうすればよいか?といった事は本やネットの情報を見るだけで学ぶのはかなり困難だと思います。
そこで、正しく日本古来から伝わる身体操作を身に付けたい、本物の日本人の身体操作について学びたい、と考えておられる方には古武術(護身術)がうってつけです。
古武術は日本に伝統的に伝わってきた護身のための武術で、合気道の元になったものでもあります。
古武術は文字通り、古来から格闘術として受け継がれてきたものであり、相手がどのような者であっても実戦で勝つために磨き上げられてきました。そのため、自分より体格の大きな相手にも対応できるよう、筋肉の大きさに頼った力まかせの強さではなく、人間の体の構造を上手く利用した、合理的な身体の使い方によって相手を制します。
このような古武術(護身術)を学ぶことで、西洋的な生活を送っている現代人の我々も、昔の日本人のように力を発揮できる正しい姿勢や、負担がかからない身体の使い方などを学ぶことができるのです。
古武術にも様々な流派がありますが、中でも私たちの流派、不二流は精神修養など日本の伝統的な思想や、日本古来の身体操作、日本人の身体や筋肉に合った身体づくりに重きを置いて稽古をしています。
稽古をする中でインナーマッスルを鍛えることができるので、基礎代謝UPにも役立ちます。
不二流では、通常のウエイトトレーニングによる筋トレとは異なる、日本人の身体で最大限の力を発揮するための身体づくりメソッドのような稽古法があり、稽古を進めていくことで無理なく正しい古武術の身体操作を学び、実戦で護身術を使える身体を作っていくことができます。
そのため、男性に比べて筋力で劣ってしまう女性や子ども、力が落ちてきた高齢の方でも、無理なく強さを手に入れることができるのです。
ちなみに、本当の強さを手に入れられる、ということで他の格闘技経験者からも「年齢に関わらず強くなれる」実戦的な古武術ということでお墨付きをいただいています。
(当道場の師範・岩山もキックボクシングなど他の格闘技を経験した後、真の強さを求めて不二流に転向しました)
ついてはこちらの記事で詳しく説明しています→【護身術が習える!】「不二流(ふじりゅう)」について知ろう!
このように書いていると、「凄く厳しい道場かも…」と尻込みされる方もいらっしゃるかもしれませんが・・・(笑)
実際の道場の雰囲気は和気あいあいとした感じで、最近では女性や子どもたちもたくさん稽古に通われています。初心者の方もご安心ください!
運動が苦手な方、武道の経験がない方でも段階に合わせて無理なく稽古を進めていくので、着実に護身術を身に着けることが出来ます!
なかなか、言葉で説明するのも難しいので、ぜひ大阪、名古屋近辺にお住まいの方は、実際に体験にお越しいただき体感して頂ければと思います(^^)
また、古武術のイメージとして、一部の特殊な人がやっているような印象があるかもしれませんが、実際は普通の習い事として老若男女問わずたくさんの方が稽古に通われています。そして、古武術の稽古にはたくさんのメリットがあります!
古武術のメリット① 護身術が学べる!
古武術は護身術のための武術です。襲われた時の対処など、自分の身を守るための技術を身に着けることができます。特に不二流では、基礎の身体づくりから始まり、年齢や性別に関係ない本当の強さを手に入れられるのが特徴です。
古武術のメリット② インナーマッスルが鍛えられる!
護身術の技を効果的に使うためには、鍛えられたインナーマッスルによって身体を支え、正しい身体操作を行う必要があります。なので、順を追って稽古に取り組んでいくことで、インナーマッスルも鍛えられます。
古武術のメリット③ 室内でできるので、雨も日焼けも心配なし!
稽古は空調のきいた屋内で行うので、季節や天候に左右されません!これからの季節に気になる日焼けも、まったく心配せずに運動することができます。
もしこの記事を読んで護身術に興味を持たれた方は、ぜひ不二流を学んでみてはいかがでしょうか?
現在、私たちは名古屋と大阪で稽古を行っていますが、お子様からご年配の方まで、皆さん自分のペースで楽しみながら稽古をされています!
どんな雰囲気なのかは、過去のブログで道場・稽古場の様子をご紹介しているので、コチラをご覧ください↓
【稽古の様子】護身術・不二流の普段の稽古の様子をご紹介します
■【名古屋・大阪】まずは無料道場体験で実際に体感してください!

現在、私たちは名古屋と大阪で稽古を行っていますが、お子様からご年配の方まで、皆さん自分のペースで楽しみながら稽古をされています!
最近では女性の方もたくさん稽古に通われています。
いざという時のために護身術を身に付けたい、と考える方は、ぜひ一度私たちの稽古場に体験に来てみてください。随時、無料体験を受け付けているので、「ちょっと興味があるけど、どんな所か不安・・・」という方はまずは見学・体験で雰囲気を感じて頂ければと思います。
現役会員の皆さんも入門のきっかけは様々ですが、「古武道の身体操作に興味がある」「護身術を学びたい!」という同じ目標に向かって稽古に励んでいるので、稽古は真剣に取り組みながら、普段は和気あいあいとした雰囲気で、会員同士の交流も楽しんでいます。
道場や稽古場の様子・体験のレビューはこちら↓
【あなたはなぜ不二流に?】道場体験に来られた方に理由を聞いてみました!
【あなたはなぜ不二流に?】道場体験に来られた方に理由を聞いてみました!パート2
【女性会員も増えています!】現在稽古をされている女性の会員様から感想をいただきました!
女性会員様のインタビュー動画はこちら→https://goshinjutsu.jp/interview-video/
・受け身もとれず体を動かすことさえできなかったけど、今は受け身もできるし攻防ができるので、いつもワクワクしています。鍛錬の効果、成果を感じて、いつも楽しい!
・運動経験が無い方がほとんどですが、筋肉や骨格の動かし方から学べるので、体力、運動経験に関係なく稽古が可能だと思います。
・運動経験がある方、癖があるかたは力を抜くことから始めます。最初は難しいですが、少しずつ出来るようになりました。力を入れるからこそ力を抜けるので、まずは正しく力を入れることから始めました。
・鍛錬の大切さが分かりました!
・懇親会やLINEグループでも女性の方が積極的な印象です(笑)風通しのよいコミュニティで良かったです!
・大学卒業したばかりのYouTuberですが、良いコミュニティに出会えて良かったです。
・皆キャラが濃いので(笑)言いたいことが言える空間だと思います。気を遣わなくて良いのが嬉しいです。
興味を持たれた方は・・・
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